セ.ン.ラさんが大好きだけど苦手なアイドル

【19】すきなところ ページ20

『えっ………？』



今、私、推しに大好きな推しって、大好きって……！？



センラ｢顔あかくなってるで？｣



そりゃ赤くなるよ！？



私はセンラさんと同じように手で顔を隠そうとするが左手は隣に座る未来と、右手はセンラさんとしっかりとつながいでいた。



『あ、あの、センラさん……手………』



センラ｢離さないけど？Aちゃんはセンラの手いやなん？｣



『え、いや、そうじゃなくて……』



センラ｢それに今離したら顔隠しちゃうやろ？可愛い顔もっとみたいんやけど？｣



センラさんには私の考えはバレバレのよう。



なんでこんなにも女の子がときめく言葉がでてくるのだろう。



『う……』



センラ｢さっき、Aちゃんがセンラの好きなとこ言ってくれたやろ？センラもAちゃんの好きなとこゆうてあげる｣



ニコニコしながらセンラさんが言ったのはとんでもないこと。



私を殺そうとでもしているのか…



『え、いいです！やめてくださいっ』



と、止める私の声はガン無視で、センラさんは口を開く



センラ｢まず、髪がストレートでめっちゃ綺麗やろ？目も綺麗やろ？歌もうまいしダンスもうまい。いつも大人っぽいのに笑うと少し子供っぽくてかわいいやろ？あとは『もうこれ以上は駄目です……！！』



センラ｢えぇ？なんでや！！｣



そういうセンラさんは先ほどまでとは違い、少し子供っぽい。



『なんでもです！！』

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