・ ページ26
作間side
薬局で薬を買ってみずっこんの家に戻ってくるとみずっこんはぐっすりと眠っていた。
顔を見るとほっぺたが真っ赤に染まっていた。触ってみると先ほどより熱が上がっているような気がする。
「ん…」
「ごめん、起こした？」
俺が触ってしまったせいかみずっこんが起きてしまった。
「うん…」
「起きたついでにもう一回熱測ろう」
おそらく熱が上がってそうなので俺はみずっこんに体温計を渡した。みずっこんは寝る前よりぼーっとしていて動きもゆっくり。ちょっと悪化してるっぽいかも…？
ピピッ
「うわ…」
表示されている体温は39.1。高熱すぎる体温に少しびっくりする。もしかしたら何かしらの感染症って可能性もあるかもしれない。でも見た感じ熱以外は症状ないしな。
「さむ…」
みずっこんはそうつぶやいて身震いをした。
マジか…こんなに熱が高いのに寒気がするということはまだ上がるということだろう。
俺はみずっこんが寝ている間に少し乱れていた布団を直してみずっこんにかけ直した。
「脱水心配だから一回水飲んで？」
俺はみずっこんに水を渡す。みずっこんはぬるくしているとはいえ寒気がある中、水を飲むのが辛そうだった。
飲み終わるとすぐにだるそうに横になった。
俺は先ほど買ってきた薬を見る。服用できるのは食後のようなので何か食べさせてからじゃないと飲ませることができない。
俺はみずっこんが目を瞑ったのを確認してほとんど使っていなさそうな台所をお借りしてお粥を作り始めた。
30分ほどして完成したお粥をみずっこんのベッドまで持っていく。するとみずっこんもちょうど目を覚ました。
「みずっこん、もう一度熱測って」
みずっこんはぼーっとしながらゆっくりと体を起こして俺から体温計を受け取る。結果は39.5。さっきより上がってしまっている。
でも先ほどとは違って寒そうな様子はなく、少し汗をかいているようなので熱は上がり切ったようだ。
「お粥食べれそう？」
「うん…作間が作ったの…？」
「そうだよ」
みずっこんは俺からお粥を受け取って食べ始める。食欲もそんなにないのか食べるスピードはゆっくりだが最終的に全部食べてくれた。
「はい、薬飲んで」
みずっこんは薬と水を受け取った。薬はちゃんと飲んでくれたが苦かったのか薬を飲み込む時に一瞬顔を歪ませたのが少しおもしろかったかも。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 81人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月(プロフ) - yuka_mzさん» 了解です！リクエストありがとうございます！今リクエストが溜まっていてリクエストもらった順に書いているので遅くなってしまいますが絶対書きます！ (3月11日 13時) (
レス) id: 25abfd20cd (このIDを非表示/違反報告)
yuka_mz(プロフ) - コメント失礼します！主様のお話とても大好きで、いつも楽しみにしてます！！リクエストしてもいいでしょうか？瑞稀君がおたふくかぜになって少し長引いてしまうようなお話が見たいです。これからも無理せずに更新頑張ってください！！ (3月11日 11時) (レス) id: 4c2aab6756 (このIDを非表示/違反報告)
月(プロフ) - 愛永美さん» 了解です！いつもリクエストありがとうございます！ (3月9日 6時) (レス) id: 25abfd20cd (このIDを非表示/違反報告)
愛永美 - 再度リクエスト失礼します！優斗くんが体調不良で、はしもっちゃんも元から体調が悪かったのに言い出し難くなり倒れてしまうお話と、瑞稀くんが過呼吸になってしまうお話が読みたいです！お願いします🙇♀️無理せず更新頑張ってください🎶 (3月8日 23時) (レス) id: b112bddbbf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：月 | 作成日時：2024年3月8日 20時
