妖45 ページ5
赤羽side
『＿＿＿＿＿あの…“ガッコー”とは何ですか?』
休日の昼下り
それはAの一言から始まった
Aを膝に乗っけてゲームのやり方を教えてた時 Aが不意に口にした疑問
Aは純粋に疑問を持ったから訊いて来たんだろうけど､俺は一瞬Aが何を訊いて来たのか理解出来ず口から「……え?」と､特に意味を持たない声が漏れた
““ガッコー”とは何ですか?”…?
がっこー、ガッコー、学校…うん??
混乱してたらAは膝から降りて隣に座り､少し慌てて口開く
『良く､赤羽様が“ガッコー”と云う所で、今日は何があったのか話して下さるので…』
『ですからその…少々気になって…』と、懸命に言葉を選ぶAに「ごめんね、ありがとう」って言い頭を撫でる
「学校は建物の中に幾つも部屋があって、その部屋に見合った勉強をしたり…」
説明の途中 あまりにAが物珍しそうに聞いててフと疑問
「Aの所に学校みたいなの無いの?」と思った事を問えばAは浅く顎を引き
『多分、街の何処かの広間でやっていたと思いますけど私は家内で教わってたので…』
まさかの引き籠り説
眉を少し下げ、心配気に『如何なさいました?』と覗き込んで来たAに何でもないって返しAの頭をポンポン
『あの、結局ガッコーとは…』
「ん〜、口で説明するより実際に行ってみた方が良いかも」
『実際に…?』
キョトンと小首を傾げるAに断りを入れ烏間先生へ電話を掛ける
[…業君か。どうした?]
数コール後繋がり､早速「あのさ、」と話を切り出す
「諸事情で学校に通った事が無い処か存在を知らない子が居て＿＿＿」
先の言葉を読んだのだろう烏間先生が[業君]と遮る
[気持ちは判らなくもないが奴は国家機密だ。どんな事情があれ、奴の存在を君等と理事長以外に知られる訳には「あ、それなら」]
今度は俺が遮る番
遮り､「この間その子と殺せんせー、対面してるから問題ないと思いまーす」って事実を半分、声に乗せる
[待て。それはどういう…「それに〜」]
面倒な話になる前に言葉を被せて一呼吸
「殺せんせー暗殺に、役立つと思いますよ?」
[……]
数秒の沈黙後[…仕方ないな]って返しが来てお礼を言ってから通話を切り、Aの方へ振り返る
「A〜､明日一緒に学校に行こっか」
『宜しいのですか?』
首を縦に振るとAは顔を綻ばせ、
『ありがとう御座います！』
嬉しすぎて耳と尻尾生えるとか可愛すぎ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 195人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「暗殺教室」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サヤ - リトルメンさん» マジですかありがとう御座います！維波ちゃんの方は私も力を入れて考えて更新してるのでそう言って頂けて嬉しい限りです(*^^*)ありがとう御座います！ (2020年3月13日 12時) (
レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
アヤ - リトルメンさん» おおっ！ド直球な告白！！これは照れるしかねぇなっ！！スッゲェ嬉しいわアザっすっ！！ (2020年3月13日 12時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
リトルメン - これすっごく好きです！！！ (2020年3月13日 11時) (レス) id: f24aeb68b1 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - 鶴さん» 一回一回ご報告下さる良心だけでも充分有難いですし、許す許さない何てありませんよ 笑 (2019年7月16日 22時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
鶴 - あ、よかったです！昔めっちゃ怒られたことあったので、許して頂いてありがとうございます。 (2019年7月16日 18時) (レス) id: 0753bc1767 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：サヤ&アヤ x他1人 | 作成日時：2018年3月6日 20時
