妖73 ページ36
潮田side
1、2時間目が終わって3時間目も終盤に差し掛かった頃
室内に漂うジメッとした空気
それを入れ替えるかの如く、15cm程開かれた一番前の窓
“業君、今日 来ないのかな”
───そんな事を思い、……事件が、起きた
ドロッと垂れる黄色い液体
教卓には、触手を3,4本程失くした殺せんせー
満月の様に丸い顔は臥待月の様に溶けていて
どよっとした空気が流れる
教室が、騒めく
「ニュヤッ?!な、何ですかこれは…!!」
殺せんせーでさえも
把握出来ない状況
いつになく真剣なやや緊張感に欠ける声で
「危ないので皆さんは離れてて下さい!!」
って殺せんせーの指示に
其々腰を持ち上げて後ろに下がる
身構える僕等と殺せんせー
「……」
「……」
「…………にゅ?」
数分経っても何らかの襲撃が来る事はなく、そろりと殺せんせーが窓から修復途中の窪んだ頭出し確認
「……何も……ありませんねぇ…」何て言葉に各々窓へ足を運び「……ホントだ…」等と声を零し───気付く
……もしかすると今、凄い暗殺チャンスだったんじゃ……
***
赤羽side
「っ……」
「……」
取り敢えず奇襲は1回切りに
予め開けといた廊下の窓から中へ戻り、珍しく興奮してる鼓動を落ち着かせ様と彼女の腕を引こうとし───声が掛かる
「何よアンタ達。いきなり窓から入って来る何て…ビックリするじゃない」
出迎えたのは意外な事にビッチ先生で、パッチリとした瞳をいつも以上に見開いている
「イリーナ、お前何故此処にいる。仕事はどうした」何て烏間先生の問い
それにビッチ先生は「アンタが教員室で煙草を吸うなと煩いから態々廊下に出てあげたんでしょ。たく。休憩位させなさいよ」と余裕そうに答え───目が合う
「あら…?」
顔、腕、彼女って順に視線を移してくビッチ先生
次第には彼女の前に立ち不思議そうにしてるAの顎を持ち上げるもんで、思わず手が出た
「っ〜〜?!ちょっと何すんのよ!!」
「Aに迄手ェ出さないでくんない?」
膨れ面で「何よ、アンタの彼女がどれ程か確かめ様としただけじゃない」ってビッチ先生の発言
俺が嬉しくなるのと反対に、彼女が『あの…』と話を続ける
『如何でしたか…?』
「……奴に気付かれない様消臭スプレーで匂いを消し、粉末状の対先生BB弾を特殊能力の風に乗せ奴へ当てる。見事だ」
烏間先生に褒められて嬉しそうに獣耳と尻尾を揺らす彼女を見て1つ
いつの間に烏間先生と知り合ったんだろ…
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サヤ - リトルメンさん» マジですかありがとう御座います！維波ちゃんの方は私も力を入れて考えて更新してるのでそう言って頂けて嬉しい限りです(*^^*)ありがとう御座います！ (2020年3月13日 12時) (
レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
アヤ - リトルメンさん» おおっ！ド直球な告白！！これは照れるしかねぇなっ！！スッゲェ嬉しいわアザっすっ！！ (2020年3月13日 12時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
リトルメン - これすっごく好きです！！！ (2020年3月13日 11時) (レス) id: f24aeb68b1 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - 鶴さん» 一回一回ご報告下さる良心だけでも充分有難いですし、許す許さない何てありませんよ 笑 (2019年7月16日 22時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
鶴 - あ、よかったです！昔めっちゃ怒られたことあったので、許して頂いてありがとうございます。 (2019年7月16日 18時) (レス) id: 0753bc1767 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サヤ&アヤ x他1人 | 作成日時：2018年3月6日 20時
