妖56 ページ19
維波side
以前 赤羽様は仰られた
``知らない人には近付かない様に´´
``細心の注意を払って´´
と
では…、それでは…、
「…君は…」
「……維波 Aさん、だな?」
＿＿＿相手の方が、一方的に私を知っている場合は、どうしたら良いのでしょう……?
それも、
『っあ……えっ……と…』
いつからか姿が見えない赤羽様を探さなければと、教室以外のお部屋を一室一室調べていただけなのに……
気を張らず、獣化しているのを赤の他人に見られて終ったのは命令違反で
ましてやこのまま、この眼前の方と口を利いても大丈夫なものか
そう、考えていれば男性が一歩足を引いて「すまない」と
「君は確か成人男性が苦手だったな。配慮が欠けていた」
『ぁ…ぃぇ……』
「俺は烏間と言う者だ。…維波 Aさん、で間違いないな?」
これは、そのまま返事をするべきか、それとも“違う”と否定した方が良いのか
悩み、烏間さん(と言う方)のお顔を少し窺うも表情が変わる処か眉一つも動いてなく、読み取れない
……どうしよう…目付鋭いし服装殆ど黒ですし…ずっと無表情だから悪い人…?
判断に迷っていれば、不意に烏間さんの手が伸びて来て
『っ…!!なん、ですか?!』
伸びて来た手を払い除け、距離を取る
いきなり触れて来ようとする男の方は、赤羽様を除いて危ない人だ、と、以前､赤羽様が言っていた
赤羽様のこの御言葉を信じるか、信じないか、……そんなのを抜きにしても、これは事実だと思う
…………だって…今迄そうでしたし……
男の方が、突如として手を出して来る場合は、殴るか、叩くか、……愛玩として…扱うか…
何れにせよ、自身の欲を満たす時だけで、此方には害しか及ぼさない
……赤羽様と前原さんはちょっと特殊だけど…
ふんわりと浮かんで来た御2人方のお顔に笑みが溢れ、───眼前の烏間さんを睨む
赤羽様や前原さんが少々特殊だったからと言って、この方も特殊とは限らない
「………すまなかった。…、尾が…不安がっている様に見えたのでな…」
『尾…?』
『動物、お好き何ですか?』と訊ねれば烏間さんは一瞬思考した様に見えた後首肯して
「……あぁ。特に犬が、な」
『犬……私は犬では御座いませんが、犬科なので宜しければ…』
『お好きなだけ、御触り下さい』と、烏間さんに身を差出す
だって…きっと、動物及び犬を好む人に悪い方はいないから…
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サヤ - リトルメンさん» マジですかありがとう御座います！維波ちゃんの方は私も力を入れて考えて更新してるのでそう言って頂けて嬉しい限りです(*^^*)ありがとう御座います！ (2020年3月13日 12時) (
レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
アヤ - リトルメンさん» おおっ！ド直球な告白！！これは照れるしかねぇなっ！！スッゲェ嬉しいわアザっすっ！！ (2020年3月13日 12時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
リトルメン - これすっごく好きです！！！ (2020年3月13日 11時) (レス) id: f24aeb68b1 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - 鶴さん» 一回一回ご報告下さる良心だけでも充分有難いですし、許す許さない何てありませんよ 笑 (2019年7月16日 22時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
鶴 - あ、よかったです！昔めっちゃ怒られたことあったので、許して頂いてありがとうございます。 (2019年7月16日 18時) (レス) id: 0753bc1767 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サヤ&アヤ x他1人 | 作成日時：2018年3月6日 20時
