妖54 ページ17
赤羽side
『わ、わ！ぷにぷにです…！！』
「ニュルフフフ。そんなに触られると照れますねぇ」
『ひゃっわっ！んっ……ベトベトです…』
「おい殺せんせー!!それセクハラだから!!」
「……何処からツッコもう…」
殺せんせーに触れ、目を輝かせてるA
相も変わらずだらしない顔で調子に乗り触手から粘液を垂らす殺せんせーに何でかAと手ェ繋いでる前原
その周りに集結してる皆
渚君の誤解を解くべく、一時Aから離れ戻って来たらこの有様
『んぅ……これベトベトで…少し、ヤです…』
「これは粘液と言う物でしてねぇ、肌に良いんですよ」
「はいセクハラー！！」
「判定厳しすぎません?!」
「よ、業」
「……取り敢えず前原はAの手放して。今すぐ」
さっさと放れる様促せばAと前原が顔を見合わせ、終いには『どうしてですか…?』って質問
……独占欲、何て、言える訳ないし
「……」
「……あー…、Aちゃん手ェ放そうぜ?」
『？はい』
若干小首を傾げながら前原の言う事を素直に聞くAに苛立ち、半ば無理矢理俺の方へ引き寄せる
上から見えるAの顔色
青白い気がして
教室から適度な部屋へ
連れ込み簡素な内鍵を掛ける
此処も物珍しそうに見渡してるAを
後ろから腕の中へ閉じ込めたら
「……此処なら耳、生やしても大丈夫だよ」
『赤羽様は…凄いですね』
ゆったりAが腕の中で半回転
向き合う形になった
静かに生える耳と尻尾
紅潮する頬は俺に優越感を与えるには充分で
『っ…はッ…ぁ…』
苦しんでるって分かってはいるけど
ぎゅっと俺のシャツを掴む様が可愛くて
この"俺だけに縋ってる"って感じが堪らないから
少しだけ続けば良いのに、何て思う俺は最低だ
絹みたく細い髪
指を通して手で梳く
「……前原と…何話してたの?」
梳いた髪を指に絡め問うとAは
一瞬キョトンとした後頬を染める
そんな反応も可愛くて、どうしようもなくなって
微少の隙間を埋める様Aの腰を引寄せた
『…っか…ね様の…』
「…うん?」
『…ぁ…かばね様のお話を…少々…』
「ぇ…」
『もっと…赤羽様の事を知りたくて…』とAが獣耳を下げる
他に何か言ってるけど、正直 頭に入って来ない
“俺の事が知りたくて”って…え?!な、何その可愛いの…Aの事だから俺に訊き辛くて前原に訊いてたんだと思うけど…っ〜〜?!
感極まり、彼女の頭をわしゃわしゃ
やっぱ…すっげぇ好きだなぁ…
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サヤ - リトルメンさん» マジですかありがとう御座います！維波ちゃんの方は私も力を入れて考えて更新してるのでそう言って頂けて嬉しい限りです(*^^*)ありがとう御座います！ (2020年3月13日 12時) (
レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
アヤ - リトルメンさん» おおっ！ド直球な告白！！これは照れるしかねぇなっ！！スッゲェ嬉しいわアザっすっ！！ (2020年3月13日 12時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
リトルメン - これすっごく好きです！！！ (2020年3月13日 11時) (レス) id: f24aeb68b1 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - 鶴さん» 一回一回ご報告下さる良心だけでも充分有難いですし、許す許さない何てありませんよ 笑 (2019年7月16日 22時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
鶴 - あ、よかったです！昔めっちゃ怒られたことあったので、許して頂いてありがとうございます。 (2019年7月16日 18時) (レス) id: 0753bc1767 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サヤ&アヤ x他1人 | 作成日時：2018年3月6日 20時
