妖50 ページ12
赤羽side
『あぅぅ…』
俺のカーディガンの裾を掴み、小さく、可愛く唸ってる彼女……A
そんなAに苦笑を浮かべるクラスメート
ホントは今すぐにでも踵を返し家へ戻って全力でAを愛でたいんだけど…
「…今日は諦めて明日にしよっか?」
『それは…えっと…､我儘ですがその……ヤ、です…』
"赤羽様の事を知れる機会ですし…"何て、可愛い事言われたら無理強い出来ないじゃん?
『……も、落ち着きました。だ、大丈夫…です』
裾から手を移し遠慮気味に人差し指を握って来たA……待って何この可愛い生き物??
至急お持ち帰りしたい衝動を理性で抑える様試みてればくんッと人差し指を引っ張られ､Aの方を向く
『ぁ…えっ……と…』
「…？どうしたの?オランウータンとその一行が気になるの?ダメだよ、危ないから遠目で見るだけにしようね?」
『ちが…くて……いえ、違わないんですが……その……至って普通の方が……』
「うん?」
おずおず、と言った感じに示すAの指を目で辿れば、手を差し出し苦笑を浮かべてる杉野が
……あぁ、ホントに至って普通だ
「……そんな怯えなくて大丈夫だよ、Aちゃん。杉野は何も特徴が無いのが特徴だからんな警戒しなくてもヘーキ。RPGの村人Aとでも認識しといたら?」
未だ目で寺坂達を追ってるAに諭す様に言えばAはハッとした表情を浮かべ杉野に向き直る
「相っ変わらず失礼極まりないな!?」何て苦情聞こえな〜い
『え、あ、ごめんなさい…?』
「Aに言った訳じゃねぇよ?!」
『えぇっ…と……村人Aさ…ん…ょろしく…、お願いします…?』
「前言撤回!!やっぱAも失礼極まりないな!!」
何か1人で騒いでる杉野を目にAは不安そうに眉尻を下げ、
『…宜しくして、下さらないのですか…?』
「え、あ､悪ぃ！宜しくな、A！」
控えめに出してたAの手を慌て馴れ馴れしく握る杉野から直ぐ様Aを引っ剥がす
「過度なボディタッチは控えて下さーい」
「手ェ握っただけ何だけどな!?」
「後初対面でいきなり呼び捨てとかどうかと思いまーす」
「そう言われてもな〜…Aは呼び捨て嫌か?」
判りきってる杉野の質問に「嫌だよね?ね??」と確認すればAは微笑を浮かべ、
『杉野さんのお好きな様に御呼び下さい』
「ッはぁ?!何で?!」
『ダメでした…?』
小首を傾げ見上げて来るAは…あぁ､全く…
他の男が呼び捨てとか…嫌に決まってんじゃん…
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サヤ - リトルメンさん» マジですかありがとう御座います！維波ちゃんの方は私も力を入れて考えて更新してるのでそう言って頂けて嬉しい限りです(*^^*)ありがとう御座います！ (2020年3月13日 12時) (
レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
アヤ - リトルメンさん» おおっ！ド直球な告白！！これは照れるしかねぇなっ！！スッゲェ嬉しいわアザっすっ！！ (2020年3月13日 12時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
リトルメン - これすっごく好きです！！！ (2020年3月13日 11時) (レス) id: f24aeb68b1 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - 鶴さん» 一回一回ご報告下さる良心だけでも充分有難いですし、許す許さない何てありませんよ 笑 (2019年7月16日 22時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
鶴 - あ、よかったです！昔めっちゃ怒られたことあったので、許して頂いてありがとうございます。 (2019年7月16日 18時) (レス) id: 0753bc1767 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サヤ&アヤ x他1人 | 作成日時：2018年3月6日 20時
