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妖5 ページ7

維波side

赤髪さんは私を持ち上げたまま向かって来る男達を足だけでどんどん倒してく

凄い…

私に何か出来る事はないか考えた末、私の重さ、人間では体重と言う物を一時的にだけど0に

只この黒い球がかなりの重さだから赤髪さんに負担がかかる事に変わりないけど


「ぇ…何か急にアンタの分の重さ感じなくなったんだけど…?」

『ぁ…えっと…貴男に負担がかかる事に変わりありませんが…その…何か出来たらと思いまして…私の重さを消しました。一時的に、ですが…。この黒い球さえなかったらその…』


段々声を小さくし、説明

最後の方が言い難くお茶を濁らすと赤髪さんが「充分だよ。ありがとう」と、フワり、優しく笑う

御礼を口にしなければならないのは…私の方なのに…


『ごめんなさい…』


ポツリ 呟いた声は人を殴る音で書き消された

ギュゥと、赤髪さんの服を握る力を強める


「大丈夫?傷に響いてない?」


男達を蹴り飛ばす度心配してお声を掛けて来る赤髪さん


『大…丈夫…です…』


視線を下げながら返事をすれば赤髪さんは「そっか」と一言


『あの…何処に向かっているのですか…?』


坂を駆け下ってる赤髪さんに質問


「んー?俺の家。流石に彼奴等、住宅路迄は追ってこないだろうけど一応ね」


住宅路?

赤髪さんと話してる内にどうやら住宅路って所に出たらしく赤髪さんの言った通り男達が追ってくる気配がない

この人…一体…?





「着いたよ」


赤髪の人は「ちょっとごめんね」と付け足し私を慎重に下ろし服から鍵を取り出して扉に差し込み回す


「入って」


背中をポンッと押され一歩踏み出す

小さく『お邪魔します』と断り赤髪さんの家内へ

座り、板の様な履き物を脱いで立ち上がり赤髪さんの跡に着いてく


『ぁ…』


黒い球を足に付けたまま数歩しか歩いた事がなかった為、バランスが保てず倒れかけ声が出る


「おっと。大丈夫?」


前を歩いてた赤髪さんがトンッって効果音が似合う感じに肩を掴み支えてくれた


『ぁ、大丈夫…です。ありがとう御座います』


何故だか目が合わせ難くて、失礼だけど視線を床に向ける

肩から手を離したかと思えば突如赤髪さんは私の手を取る


「アンタさっきからフラついてたからさ。手、繋いでた方が安全でしょ?」

『ぇ…あの…』


こういう時は、何て言うべきか分からず、口をモゴつかせる

そんな私を見て赤髪さんは軽く笑った後「此方」と言い手を引っ張る



もっと…人間の言葉勉強しなくちゃ…

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設定タグ:暗殺教室 , 赤羽業 , 赤羽カルマ   
作品ジャンル:恋愛
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サヤ - み〜ちゃむさん» み〜ちゃむさん?!うわありがとう御座いますめっちゃ尊敬してます!!一度もコメントしに行った事ない(失礼)んですけど最近完結した【それを心中と言うのだろう】がみ〜ちゃむさんの作品の中で一番好きです!!何度も読み返したりしました!!ありがとう御座います!! (2020年3月16日 15時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
アヤ - み〜ちゃむさん» えぇっ……最近めっちゃストレートに伝えてくれる方多いやん……マジ照れるわ〜!ホンマかい。我ら作者も偶に見返したりすっけど削除したくなるゾ!何はともあれアザッした!! (2020年3月16日 15時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
み〜ちゃむ(プロフ) - この小説大好きです!何回も読み返してしまいます! (2020年3月16日 15時) (レス) id: a1f82c8f4e (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - 麗花さん» お褒めの言葉ありがとう御座います!いえいえそんな、私達何てまだまだですよ。先程誤字が無いか今更な確認をしてたらあまりのグダグタ差に恥ずかしくなりましたし…。 (2019年9月1日 13時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
麗花 - またまた来ました麗花です〜こちらも面白いですね〜?私の場合文がまとまらないので… (2019年8月29日 13時) (レス) id: 91777e8ddd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サヤ&アヤ x他1人 | 作成日時:2017年10月8日 21時

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