妖16 ページ18
赤羽side
「Aー、そろそろ寝よー」
『へ?わっ?!』
余程ソファが気に入ったのかソファで遊んでるA
Aが何か言う前に姫抱きして階段を上る
申し訳なさそうにソファで良いと言うAの案を却下
一緒に寝て少しずつAの人間嫌い治してかないとね〜
あ〜あ、俺ってば優し〜な〜何て自分を褒めつつ階段を上ってれば急にAが軽い抵抗
階段だからあんま動くと危ないんだけど…
「A、あんまり反抗すると…オシオキ、するよ?」
“オシオキ”と言った瞬間Aは警戒の色を露にし『暴力…ですか?』と言いつつ俺の服を握る
可愛いし判り易っ
「暴力じゃないけど、Aの嫌がる事」
“男を舐めちゃダメだよ?”の意を込めて返すとAは数回瞬きした後少しの間を空け『何、されても良いです』と恥ずかしそうに言う
頬を赤く染め、笑顔で言うから堪った物じゃないしさっきから思ってたけどこの子の発言危ない
そういう事男に言っちゃ駄目と注意してもAは只首を傾げ理由を求めて来る
説明出来る訳がない
「兎に角、絶対駄目」
『…赤羽様、イジワルです』
*
少し拗ねて文句を吐いて来るAと話してたら着いた自室
どうしようか考えてればAがノブを傾けてくれたので足でドアを軽く押し中へ入ると予想外の感想
「まさかの感想で驚きを隠せない」
もっとこう…違う感想と云うか…こう…ね?!
Aをベッドの上に慎重に降ろす
『これが…べっど…?』
枕を触りふかふかだと喜んでるA
ベッドじゃなく枕だと教えベッドの一部だよと雑な説明をすればAは瞬きし『ベッドの顔…ですか…?』って首を傾げる
「何がどうしてそうなったのか俺には理解出来ない。取り敢えず顔じゃないよ」
少し納得し、枕が無いとベッドは成り立たないと笑顔で言うA
「枕どんだけ最強なの?」
Aって若干天然だよね
俺の疑問を無視して楽しそうに枕を抓ってるAを押し倒し寝に誘う
『申し訳ありません。そうですね。寝ま……え?…一緒に…寝るのですか?』
「うん」
じゃなきゃ態々ベッド迄運ばないよ
Aは『そう…ですか…』とだけ言い目を伏せる
「嫌なの?」
確認すればAは静かに首を左右に振り否定
『今迄、一緒に寝るとしたら才の放れた方ばかりだったので少し驚いただけです』
そう、言うAの瞳には微かに嘘の色が混ざってて
いつか俺がその嘘、吐かせるから覚悟しててね?
貸しが一つ
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サヤ - み〜ちゃむさん» み〜ちゃむさん?!うわありがとう御座いますめっちゃ尊敬してます!!一度もコメントしに行った事ない(失礼)んですけど最近完結した【それを心中と言うのだろう】がみ〜ちゃむさんの作品の中で一番好きです!!何度も読み返したりしました!!ありがとう御座います!! (2020年3月16日 15時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
アヤ - み〜ちゃむさん» えぇっ……最近めっちゃストレートに伝えてくれる方多いやん……マジ照れるわ〜!ホンマかい。我ら作者も偶に見返したりすっけど削除したくなるゾ!何はともあれアザッした!! (2020年3月16日 15時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
み〜ちゃむ(プロフ) - この小説大好きです!何回も読み返してしまいます! (2020年3月16日 15時) (レス) id: a1f82c8f4e (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - 麗花さん» お褒めの言葉ありがとう御座います!いえいえそんな、私達何てまだまだですよ。先程誤字が無いか今更な確認をしてたらあまりのグダグタ差に恥ずかしくなりましたし…。 (2019年9月1日 13時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
麗花 - またまた来ました麗花です〜こちらも面白いですね〜?私の場合文がまとまらないので… (2019年8月29日 13時) (レス) id: 91777e8ddd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サヤ&アヤ x他1人 | 作成日時:2017年10月8日 21時