妖9 ページ11
赤羽side
「最初っからAの御主人様になってあげるって言ってるじゃ〜ん」
Aから言ってくれたのが嬉しくて、つい調子に乗り「それともなぁに?そんなに俺に御主人様になってほしかった?」と冗談紛いに訊く
『赤羽様に助けて貰い､まだ少ししか経ってないのにも関わらず赤羽様と居ると何故か気が緩むので、一緒に居たいなと思いまして』
不覚にも､少し恥ずかしそうなAの微笑みに敗けて顔に熱が集まりそうになる
『？赤羽様?』
不思議そうに小首を傾げて俺の名前を口にするAに今度こそ顔に熱が集まった
熱が集まってるのを隠す為Aから顔を背ける
「そ､そっか。あ、えっとさ、Aの御主人様になるには何か必要な…ｯ?!」
赤味が引いたと思い､Aの方を向きながら訊いてる途中､驚く
理由は＿＿＿…
Aの髪と同じ色で
猫より少し鋭い耳
一目で毛並みが良いと判る程の
フワッフワそうな尻尾
が
生えてるA
袴みたいなのを纏ってる
Aに良く似合う
じゃなくて…
「A…その姿…何…?」
『姿…?』
指摘すると再び首を傾げたA
頭よりちょっと上を指差せばAはハッとし､恐る恐ると云った感じに急に生えた耳を触り､慌て始めた
わたわた慌てるAが可愛くて､一歩､近付く
「その耳､触っても良い?」
『ぇ…や…』
「ダメ?」
戸惑ってるA
焦らす様に目を合わせる
『ｯ…ひ、引き…千切らないなら…』
Aは少し俯き､必死に目を逸らす
そんなAを「引き千切る訳ないじゃ〜ん」と笑い､了承が出た処で触る
「すっげ。フワッフワッ」
Aの耳は､思ってたよりフワフワで､
「病付きになるね。Aの耳」
『へっ、変な事言わないで下さい!!』
頬を紅く染めて怒るAは多分､睨んでるつもり何だろうけど全っ然怖くない
身長差の所為で上目遣いになってるし
愛しさが込み上げて来る
「あ、ねぇ。そーえば何で急に耳生えたの?」
今更な質問をするとAは言い難そうに口をモゴモゴ
『…一人前の方は自由自在に生やしたり引っ込ませたりする事が出来るのですが…私はまだ半人前なので…安心､したり気が抜けたりすると生えちゃうんです…』
「じゃあAは俺と一緒に居て安心したんだ〜?」
ちょっと拗ねてるAに場違いな事を訊けば『悪い…ですか?』って返し
思いも寄らなかった返しに､無くなった筈の熱が再度集まった
ホント､心臓に悪い…
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サヤ - み〜ちゃむさん» み〜ちゃむさん?!うわありがとう御座いますめっちゃ尊敬してます！！一度もコメントしに行った事ない(失礼)んですけど最近完結した【それを心中と言うのだろう】がみ〜ちゃむさんの作品の中で一番好きです！！何度も読み返したりしました！！ありがとう御座います！！ (2020年3月16日 15時) (
レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
アヤ - み〜ちゃむさん» えぇっ……最近めっちゃストレートに伝えてくれる方多いやん……マジ照れるわ〜！ホンマかい。我ら作者も偶に見返したりすっけど削除したくなるゾ！何はともあれアザッした！！ (2020年3月16日 15時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
み〜ちゃむ(プロフ) - この小説大好きです！何回も読み返してしまいます！ (2020年3月16日 15時) (レス) id: a1f82c8f4e (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - 麗花さん» お褒めの言葉ありがとう御座います！いえいえそんな、私達何てまだまだですよ。先程誤字が無いか今更な確認をしてたらあまりのグダグタ差に恥ずかしくなりましたし…。 (2019年9月1日 13時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
麗花 - またまた来ました麗花です〜こちらも面白いですね〜？私の場合文がまとまらないので… (2019年8月29日 13時) (レス) id: 91777e8ddd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サヤ&アヤ x他1人 | 作成日時：2017年10月8日 21時
