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「いやぁ、やっぱりかわいいっすね！」
「うるせえよ」
「事務所がどうしても見つけられない相手って聞いてどんな女性かと思ってましたけどね、」
「こっち路線か！って突っ込みたくなりますって」
お酒が入って、早くもお酒が回ってる後輩たちが、
Aが離れたすきに俺に言いたい放題言ってくるから。
ふわふわと笑うAを傷つけないため半分、
俺がムッとしたからなの半分、
「俺以外がかわいいっていうの禁止だからな」
「え！なんすかそれ！」
「独占欲ってやつっすか！」
ケラケラとこりゃまー失礼な。
黙れや、と頭でも軽くはたこうかと思ったら、
「お前ら、兄貴に失礼なこと言ってんじゃねーぞ」
いつもの彼、登場。
「サンキュ、助かったわ」
「いえいえ、兄貴のためなら全然！」
威嚇されて堪忍したらしい後輩たちは、去って行って、
彼と、二人きり。
そうだ、たしか、Aが結婚しちゃうんじゃないかって、
俺の結婚報道(ガセだけど)が出た時、
こいつならいっか、ってつい言ったんだよ。
号泣してたな、
俺が力になりますから、諦めないで、ってぐちゃぐちゃの顔で言われたんだ。
俺もつられて泣いたし。
結局あの後は、こいつに背中押されて、事務所に掛け合って、メンバーも助けてくれて、
なんとか、今に至る。
ふ、と視線が行くのはAのほうで、
今は、高校の友達と話してる。
楽しそうだし、年相応の反応というか、
俺といるときは落ち着いてるから、
楽しそうにはしゃいでるのを見ると、こっちまで心が温かくなる。
「A、」
声をかけると、はっと、こっちを見て笑う。
「こっちおいで」
『はい、』
ごめんね、と断ってくる、
なんだか、俺の奥さんって感じがして、くすぐったい。
「紹介してなかったよね、俺の奥さん。仲良くしてやってね」
『初めまして』
「...、」
「こっちは俺の後輩。この前話したよね」
きゅ、とAが俺の袖をつかんだ、
普段だったら気づけた、だけど、今は酒が回ってるからか、少し反応が遅れて、
「俺は、許しませんから」
『、』
「え？」
「兄貴にせいぜい愛されるように努力してくださいね」
「は？」
まさか、と思った時にはもう遅くて、
Aは俺から離れて、騒ぎにならないようにそっと、部屋を出て、
きっと泣いてるんだろうな、って思ったら、体が走り出していて。
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あきんこ(プロフ) - ちささん» ちささんこんにちは！そのように仰っていただけて長男のみんな喜んでると思います。心配性に続くところ、気づいて頂けて本当に嬉しいです(*´ー｀*)長男はあと１つネタがあるので、いつか書けたらなぁと思っています！ありがとうございました！ (2018年9月1日 10時) (
レス) id: 11450d0470 (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - 長男な彼が好きすぎていつも読み直してます。旦那様は心配性に続いてると気づいた時すごく嬉しかったです！また楽しみにしてますね！ (2018年8月25日 9時) (レス) id: cb0300c43d (このIDを非表示/違反報告)
あきんこ(プロフ) - みかぽさん» こんばんは！いつもありがとうございます。バラエティーパックみたいになっちゃいましたが、楽しんでいただけてとっても嬉しいです(*´ー｀*)無理なときはガッツリ休むので大丈夫ですよ！心配していただいてすみません、最後のお話更新しましたのでお楽しみください！ (2018年8月21日 20時) (レス) id: 11450d0470 (このIDを非表示/違反報告)
みかぽ(プロフ) - あきんこさん、こんばんは！ 色んな彼のお話美味しいとこどりで嬉しいです！！ 色々大変だとは思いますが無理しないで下さいね。 (2018年8月20日 0時) (レス) id: 627aaeefd6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あきんこ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=akinko0125
作成日時：2018年8月17日 0時
