第1話〈主人公side〉 ページ3
ちゅんちゅんと小鳥が鳴いていた。
その声で目が覚めた私はむくりとベッドから起き上がる。
貴(…ねむ)
まだ覚めきっていない目をこじ開けながら洗面台に向かう。
鏡を見て、首に手をやる。
痛々しい傷。
この傷とも約10年の付き合いだ。
もう見慣れた。
貴(…あ。今日バーゲンだ。)
出かける用事を思い出したので、急いで着替えて朝ごはんを食べる。
貴「…」
あ、まただ。
また、いってきますって言おうとしてた。
もう言えないのに…
鏡の前で格好のチェック
帽子、よし。
マフラー、よし。
ハンカチ、よし。
メモ帳、よし。
筆記用具、よし。
さあ、出かけよう。
ライ「あ、A！おはよぉー！」
貴『おはよう』
メモ帳で挨拶を返す。
この子は友達のライラ。
こんな私の友達。
そんなことを思っていると、
ビシッ
デコピンが飛んできた。
痛い…
貴「…っ」
ライ「もーっ！また自分を卑下してる！ダメだよ！Aの悪い癖！」
貴『ごめんね』
ライ「気にしないで！それよりさ、Aの新しいマフラー見ようよ！」
貴『うん！』
そう。ライラは人の感情がその人の周りの色として見えているらしい。
私？また分かるよ。
貴『ライラ、アイス食べたいんだけど。』
ライ「いいよ！半分こしよっ」
貴『ありがとう』
近くのアイスクリーム屋さんでイチゴとチョコのアイスを1つずつ買う。
自分の分を食べてから交換。
うん。おいしい。
貴『今日はありがとう。またいいマフラー買えた。』
ライ「いいよ！私も楽しかった！」
またねー、と元気よく手を振るライラと別れて家に帰ろうとした。
その時
ドーンッ！
パリーン！
貴「…！」
なんだろう。
爆発…？
そう思っていたら。
？「トラックに乗れ！」
なんだなんだと思いながらトラックに乗ると、近くで兵隊のような人が
？「カーライル国の捕虜を捕まえました！今からそちらに戻ります！」
………え？
私たち捕虜になったの？
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眼鏡紅葉(プロフ) - えるるるるさん» いえいえ！2年前から読んでいただきありがとうございます！ (2021年2月28日 18時) (
レス) id: 91bf3eb1ed (このIDを非表示/違反報告)
えるるるる(プロフ) - 眼鏡紅葉さん» あぁ！最近の作品かと思いました！2018年ならその時見た作品がこれです！すみません！ (2021年2月28日 17時) (レス) id: 80c508f955 (このIDを非表示/違反報告)
眼鏡紅葉(プロフ) - 美夜さん» ご指摘ありがとうございます！訂正しました！ (2021年2月28日 17時) (レス) id: 91bf3eb1ed (このIDを非表示/違反報告)
眼鏡紅葉(プロフ) - えるるるるさん» なんと…私はこの作品も含めて全て1から自分で考えています。もしかしたら2年前に見たのかもしれませんね…2018年から作成してちょこちょこ更新してなかったりしたので…分かりませんが… (2021年2月28日 17時) (レス) id: 91bf3eb1ed (このIDを非表示/違反報告)
眼鏡紅葉(プロフ) - テクノさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2021年2月28日 17時) (レス) id: 91bf3eb1ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眼鏡紅葉 | 作成日時：2018年11月6日 22時
