10話 ページ10
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「もちろん、禪院の者たちは模倣などさせてくれません。
やろうと思えば出来ますが、さらに関係が悪化するだけ。
そこまでしてやろうとは思えないので」
「やろうと思えばできるって…コピー条件は？」
「格下の相手な場合、私が欲しいと思えばその術式が体に刻まれます。
格上の場合は、相手に手のひらを合計10秒、触れればコピーできます」
そう言って私は自分の手のひらを見つめる。
「術式を複数使えますし、有効期限はないのでとても強いのですが…
私の立場や力量ではこの術式を完璧には使いこなせません」
「……」
私は術式を使って戦うことは少ない。
普段は呪具である大刀を武器とし、ほぼ体術で祓っている。
「いつもは大刀を使ってます。
……なぜか眼には恵まれたので、呪力で体を強化したりとかもしてます」
「眼？」
「紫眼っていうんです。
先輩のもってる六眼の、精度がちょっと弱い版みたいな」
「……お前」
綺麗な蒼色の瞳を見開く先輩に、私は自嘲気味に笑う。
「そうなんです、側から見たら私は恵まれてるんですよ。
でも一個だけ、性別、というピースが私を欠陥品にしてるんです」
言っちゃった。
夏油先輩ならまだしも、御三家である五条先輩に。
しかもただの1年女子の関係ない悩み。
「…ごめんなさい。任務頑張りましょ」
「お前は、どうしたいんだ？」
はっとして五条先輩の方を見ると、先輩はまっすぐに私の瞳を見つめていた。
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楽々(プロフ) - さとこさん» そうです！疾走感のあるエピソードを書くのは苦手ですが、精一杯頑張っています笑笑 これからも更新頑張ります、応援ありがとうございます！ (11月5日 11時) (
レス) id: c458930b6c (このIDを非表示/違反報告)
さとこ - もしかしたらなのですが、私がリクエストさせて頂いたお話を書いて下さっているのかも…と思いながら読ませて頂きました！五条先輩の少し焦ったような感情が感じることができ、続きがとても気になります！更新して頂き、ありがとうございます！m(_ _)m (10月21日 21時) (レス) id: 6be4d9c700 (このIDを非表示/違反報告)
楽々(プロフ) - ぷりんさん» ありがとうございます！！！励みになります😭 (9月23日 21時) (レス) id: c458930b6c (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん(プロフ) - すごく面白いです！ (9月23日 16時) (レス) @page28 id: 46c210aa58 (このIDを非表示/違反報告)
楽々(プロフ) - aiueoさん» リクエストありがとうございます〜 かしこまりました〜！応援にも感謝します😉 (8月16日 10時) (レス) id: c458930b6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楽々 | 作成日時：2023年8月11日 15時
