6話 ページ6
五条side
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「レディ、、、GO!!!」
「いっけーA!五条先輩なんてぼっこぼこにし「落ち着いてください灰原」
は、強すぎんだろ。
華奢な腕からは想像もできないほど、押し返してくる。
「さすが先輩、つっょ……」
そう言って苦しそうに笑うAをみて、さらに呆れる。
……いやいやいやいやいや。
「いけーAー」
「プライド高い系坊ちゃんをやっつけろー」
「おめーら!寝返るなよ!」
硝子と傑まで。
2年の応援を受けたAは恥ずかしそうに笑っている。
…呪力強化の精度がうますぎるんだ。
もちろん基礎の筋力もあるが、それを最大限に活かす呪力操作が長けている。
ハンデをつけた時点でもう、勝負は決まっていたのか。
「くっそ!」
ついに持久力がなくなってきた俺は、腕の力を緩めた。
その瞬間、ものすごい力で俺の腕は押し倒される。
「……」
机にのめり込んだ俺の腕をみんなが見て、沈黙する。
「あ、やりすぎました」
大丈夫ですか!?と俺に声をかけるAは、先ほどまでの筋力があるとは思えないほど、か弱く見える。
……か、かわいい。
これがギャップ萌えというやつなのだろうか。
自己紹介の時にも、あまりの可愛さに俯いてしまった。
一目惚れ、だろう。
何より、格上であるはずの俺に腕相撲だろうと全力で挑んできたその勇気、あの目に惹かれた。
だからと言って、いきなり告白しても成功しないのは知っている。
俺はこの日を境に、Aに恋をした。
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楽々(プロフ) - さとこさん» そうです!疾走感のあるエピソードを書くのは苦手ですが、精一杯頑張っています笑笑 これからも更新頑張ります、応援ありがとうございます! (11月5日 11時) (レス) id: c458930b6c (このIDを非表示/違反報告)
さとこ - もしかしたらなのですが、私がリクエストさせて頂いたお話を書いて下さっているのかも…と思いながら読ませて頂きました!五条先輩の少し焦ったような感情が感じることができ、続きがとても気になります!更新して頂き、ありがとうございます!m(_ _)m (10月21日 21時) (レス) id: 6be4d9c700 (このIDを非表示/違反報告)
楽々(プロフ) - ぷりんさん» ありがとうございます!!!励みになります😭 (9月23日 21時) (レス) id: c458930b6c (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん(プロフ) - すごく面白いです! (9月23日 16時) (レス) @page28 id: 46c210aa58 (このIDを非表示/違反報告)
楽々(プロフ) - aiueoさん» リクエストありがとうございます〜 かしこまりました〜!応援にも感謝します😉 (8月16日 10時) (レス) id: c458930b6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:楽々 | 作成日時:2023年8月11日 15時