5話 ページ5
五条side
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…だいぶ消耗したな。
傑との腕相撲に勝利した俺は、1年の代表が出るのを待っていた。
「さすがだよ、悟。なかなかせこい」
「まさかあんなのに引っかかるとはな」
予想通り腕力は五分五分で、
最後俺があ!と適当に指差して、傑の意識がそちらにいったとこを狙った。
「1年の方は七海か灰原だな」
「私は七海だと思うね」
「こちらも終わりました!」
灰原の声に、司会に就任した硝子が代表者を耳打ちで聞く。
「ではこれから、腕相撲大会、決勝を始めまーす!!」
「ひゅー!!」
「決勝の舞台に上がるのはー!2年、五条悟!!」
硝子に指名され一歩前にでる。
さあ、1年は七海か、灰原か。
「1年ー!!禪院、A!!!」
……は?
名前を呼ばれ出てきたのは、照れくさそうに笑っているA。
いやいやいや。なんで灰原と七海を下してんだよ。
そもそもお前女だろ?明確な力の差があるだろ。
そう言いたい気持ちをぐっと抑える。
すると同じように驚いている傑が言った。
「さ、さすがにハンデをつけたほうがいいんじゃないか?
Aは呪力での強化があり、とか」
「ま、まあそれくらいならいい」
…術式使うわけじゃねーもんな。
それに六眼使いでもねーし、呪力の使い方は粗いはず。
「よ、よろしくお願いします」
「おう」
俺は細く白い華奢な腕をみて、さらに不安になる。
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楽々(プロフ) - さとこさん» そうです!疾走感のあるエピソードを書くのは苦手ですが、精一杯頑張っています笑笑 これからも更新頑張ります、応援ありがとうございます! (11月5日 11時) (レス) id: c458930b6c (このIDを非表示/違反報告)
さとこ - もしかしたらなのですが、私がリクエストさせて頂いたお話を書いて下さっているのかも…と思いながら読ませて頂きました!五条先輩の少し焦ったような感情が感じることができ、続きがとても気になります!更新して頂き、ありがとうございます!m(_ _)m (10月21日 21時) (レス) id: 6be4d9c700 (このIDを非表示/違反報告)
楽々(プロフ) - ぷりんさん» ありがとうございます!!!励みになります😭 (9月23日 21時) (レス) id: c458930b6c (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん(プロフ) - すごく面白いです! (9月23日 16時) (レス) @page28 id: 46c210aa58 (このIDを非表示/違反報告)
楽々(プロフ) - aiueoさん» リクエストありがとうございます〜 かしこまりました〜!応援にも感謝します😉 (8月16日 10時) (レス) id: c458930b6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:楽々 | 作成日時:2023年8月11日 15時