31話 ページ31
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ぴちゃん
水が床に滴る音で目が覚める。
目を開けた瞬間、記憶にない灰色の景色が映った。
「…!?」
え!?と驚きの声を出そうとするも、自分の口から出たのはくぐもった声だけ。
嫌な予感がして口元をみると、案の定ガムテープが貼られていた。
手足にも、ぐるぐると巻いてある。
何があったのか思い出そうとするけれど、記憶に霞がかったようで思い出せない。
…何か薬でも飲まされたか。
……それより、五条先輩は?
自分的にはついさっきまで一緒にいた先輩がいないことに気づく。
…五条先輩がいないうちに攫われた感じ?
たどり着く答えは1個しかなく、1つずつ状況を整理していく。
ふと、近づいて来る足音がすることに気がつく。
かつ、かつ、と歩んできた音は扉の前で止まった。
「兄さん、やっぱりこいつでいいんですか?」
「間違いない。五条悟と共に行動していたからな」
「ふーん」
目的は五条先輩か。
絵に描いたような悪者の会話に、非常事態ながらも少し面白く思ってしまう。
そんなことを思っているとドアが開け放たれ、
目だけがくり抜かれたマスクをかぶっている2人組の男が現れた。
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楽々(プロフ) - さとこさん» そうです!疾走感のあるエピソードを書くのは苦手ですが、精一杯頑張っています笑笑 これからも更新頑張ります、応援ありがとうございます! (11月5日 11時) (レス) id: c458930b6c (このIDを非表示/違反報告)
さとこ - もしかしたらなのですが、私がリクエストさせて頂いたお話を書いて下さっているのかも…と思いながら読ませて頂きました!五条先輩の少し焦ったような感情が感じることができ、続きがとても気になります!更新して頂き、ありがとうございます!m(_ _)m (10月21日 21時) (レス) id: 6be4d9c700 (このIDを非表示/違反報告)
楽々(プロフ) - ぷりんさん» ありがとうございます!!!励みになります😭 (9月23日 21時) (レス) id: c458930b6c (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん(プロフ) - すごく面白いです! (9月23日 16時) (レス) @page28 id: 46c210aa58 (このIDを非表示/違反報告)
楽々(プロフ) - aiueoさん» リクエストありがとうございます〜 かしこまりました〜!応援にも感謝します😉 (8月16日 10時) (レス) id: c458930b6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:楽々 | 作成日時:2023年8月11日 15時