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26話 ページ26

五条side




「…っし」

小さく拳を握り、気合いを入れる。
今日は約束のデートの日。

しかし待ち合わせの30分前に着いてしまい、長く待つという事実を改めて実感する。

今日は2人で相談して、Aの好きな俳優が出てるという映画を見に行くことにした。

今一度荷物の中身を確認する。
…財布、スマホ、ある。
なければ迷惑をかけることになるようなものは持っていることに安心して、
斜めがけバッグのチャックを閉じる。


時計を見ると、まだ28分前。
そわそわ落ち着かない俺は、気が狂ったのかスマホのアプリ整理を始めた。

容量を見て、長く使ってないアプリは削除する。
好きな子とのデート前に何やってるんだ、と自分でも分からなくなり、虚しくなる。


……そういえば、謝らなきゃな。

先日出かけた日から、どこか俺は上手く接せないでいる。
Aは何もなかったようだが、俺だけが気にしてしまう。


「よし、」

もう一度大きく深呼吸をして、あと何分くらいかスマホの時計表示を一瞥する。
10時35分。約束の時間まであと25分である。

さっきからまだ3分しかたっていないことに、これからに対する焦りを感じた。



ーー


コンビニで雑誌を立ち読みしたりして時間を潰し10分。

Aとの待ち合わせの11時まで、15分になっていた。

待ち合わせ場所の時計台前で、Aとのトーク画面を開いて待つ。
すると示し合わせたように、「そろそろ着きます〜」という文が送られてきた。

「OK」と返信し、今日何度目か分からないくらいの身だしなみをチェックする。

来てないかな、と周りを見渡す。
こういうときにとても長身が役に立つのだ。

「あ、いた」

綺麗な黒髪を見つけ、A、と声をかけようと近づく。
すると、それを取り巻く金髪の男たちが見えた。

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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 高専時代   
作品ジャンル:恋愛
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楽々(プロフ) - さとこさん» そうです!疾走感のあるエピソードを書くのは苦手ですが、精一杯頑張っています笑笑 これからも更新頑張ります、応援ありがとうございます! (11月5日 11時) (レス) id: c458930b6c (このIDを非表示/違反報告)
さとこ - もしかしたらなのですが、私がリクエストさせて頂いたお話を書いて下さっているのかも…と思いながら読ませて頂きました!五条先輩の少し焦ったような感情が感じることができ、続きがとても気になります!更新して頂き、ありがとうございます!m(_ _)m (10月21日 21時) (レス) id: 6be4d9c700 (このIDを非表示/違反報告)
楽々(プロフ) - ぷりんさん» ありがとうございます!!!励みになります😭 (9月23日 21時) (レス) id: c458930b6c (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん(プロフ) - すごく面白いです! (9月23日 16時) (レス) @page28 id: 46c210aa58 (このIDを非表示/違反報告)
楽々(プロフ) - aiueoさん» リクエストありがとうございます〜 かしこまりました〜!応援にも感謝します😉 (8月16日 10時) (レス) id: c458930b6c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:楽々 | 作成日時:2023年8月11日 15時

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