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21話 ページ21





「Aー、準備できたかー?」
「今出ます!」

寮の扉を開けると、硝子先輩が壁に寄りかかって待っていた。

「ごめんなさい、遅くなっちゃって」
「まだ下校のチャイム鳴って10分だし、大丈夫だろ」

行くぞ、と前を歩く先輩に、私はついていく。

…楽しみだな。

中学のときも、それなりに友達はいたが、
家に帰れば訓練鍛錬で、放課後遊ぶ経験はあまりなかった。

それに対して、高専では自由に過ごせるし、家を気にせず生活できる。

こんなに優しい先輩もいるし。

「先輩の服、かっこいいですね」
「だろ?」

白いTシャツに、黒いズボン。
シンプルだが、カジュアルな雰囲気があってとてもお洒落だ。

Tシャツのど真ん中に最強ですって書いてあるのちょっと面白いです、先輩。

私は、白いシャツワンピースで、硝子先輩と揃えた。
髪型はいつもと同じでおろしているけれど、私服だから雰囲気が違って見えると先輩に言われた。


「あ、もうあいつらいる」
「早いですね」

遅くなってすみません、と謝りながら合流する。
全然大丈夫だよー、待ってないし、と雄が笑って許してくれたのでそこはお言葉に甘えることにする。

「じゃあ、行こうか」

夏油先輩の言葉に、ぞろぞろと列になって歩き始める。

1番先頭が夏油先輩と私、2番目に五条先輩と雄、3番目の七海と硝子先輩という風になった。

「硝子と服揃えたの?可愛いね」
「あ、ありがうございます」

いきなり褒められて照れるのが自分でもわかる。
恥ずかしそうに笑う私を、先輩は笑ったあと、後ろの五条先輩をちらりと見ながら私に問う。

「任務のときは、悟が迷惑かけなかったかい?」
「全然、むしろ私が足手纏いになっていて、申し訳なかったです」

でも先輩はとっても強かったです、と笑うと、夏油先輩もそうかそうか、と嬉しそうだった。

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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 高専時代   
作品ジャンル:恋愛
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楽々(プロフ) - さとこさん» そうです!疾走感のあるエピソードを書くのは苦手ですが、精一杯頑張っています笑笑 これからも更新頑張ります、応援ありがとうございます! (11月5日 11時) (レス) id: c458930b6c (このIDを非表示/違反報告)
さとこ - もしかしたらなのですが、私がリクエストさせて頂いたお話を書いて下さっているのかも…と思いながら読ませて頂きました!五条先輩の少し焦ったような感情が感じることができ、続きがとても気になります!更新して頂き、ありがとうございます!m(_ _)m (10月21日 21時) (レス) id: 6be4d9c700 (このIDを非表示/違反報告)
楽々(プロフ) - ぷりんさん» ありがとうございます!!!励みになります😭 (9月23日 21時) (レス) id: c458930b6c (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん(プロフ) - すごく面白いです! (9月23日 16時) (レス) @page28 id: 46c210aa58 (このIDを非表示/違反報告)
楽々(プロフ) - aiueoさん» リクエストありがとうございます〜 かしこまりました〜!応援にも感謝します😉 (8月16日 10時) (レス) id: c458930b6c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:楽々 | 作成日時:2023年8月11日 15時

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