17話 ページ17
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目が覚めた。
「いった…」
身体中が痛い。
するとにゅっと硝子先輩が出てきた。
「お目覚めか」
「硝子先輩」
上体を起こすとそこはベッドの上で、いろいろな場所に包帯が巻かれていた。
「大体は反転術式で治した、あとは筋肉痛だな」
「はい…」
返事をして、そこではっとする。
「あの子どもは!」
「その件も問題ない。治して三芳という人に引き渡した」
「よかったです」
何事もないということはないだろうけど、三芳さんなら呪霊にも理解があるし安心する。
「入っていいぞ」
「?」
硝子先輩がいきなり扉に呼びかけたので首を捻る。
すると、ダアン!と強く扉が開け放たれた。
「大丈夫か!!」
「落ち着け悟」
「夏油先輩と五条先輩」
いきなり押しかけてすまないね、と夏油先輩が謝る。
そんな夏油先輩を押し除けて、五条先輩が身を乗り出してきた。
「ほんっとに、心配したんだからな…」
私の手を握るなりそう俯き、先輩には似合わない弱々しい声を出す。
私も手を握り返し、安心させるように笑う。
「大丈夫ですよ、数々の禪院の試練をくぐり抜けてきた私です。
これくらいでは死にません!」
こう見えて私は強いんですよ、っとマッチョのポーズをすると、先輩も笑ってくれた。
「俺の方が強いけどな」
「それには触れないでください」
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「手ちっちゃかった…指細かった……もう一生手洗わねえ……」
「きも」
「ただの変態だよ、悟」
「2人とも酷くない!?」
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次から新章です。
後半伸びが悪くてちょっと悲しい。
戦闘シーンは苦手なのでアドバイスあったらくれると嬉しいです。
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楽々(プロフ) - さとこさん» そうです!疾走感のあるエピソードを書くのは苦手ですが、精一杯頑張っています笑笑 これからも更新頑張ります、応援ありがとうございます! (11月5日 11時) (レス) id: c458930b6c (このIDを非表示/違反報告)
さとこ - もしかしたらなのですが、私がリクエストさせて頂いたお話を書いて下さっているのかも…と思いながら読ませて頂きました!五条先輩の少し焦ったような感情が感じることができ、続きがとても気になります!更新して頂き、ありがとうございます!m(_ _)m (10月21日 21時) (レス) id: 6be4d9c700 (このIDを非表示/違反報告)
楽々(プロフ) - ぷりんさん» ありがとうございます!!!励みになります😭 (9月23日 21時) (レス) id: c458930b6c (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん(プロフ) - すごく面白いです! (9月23日 16時) (レス) @page28 id: 46c210aa58 (このIDを非表示/違反報告)
楽々(プロフ) - aiueoさん» リクエストありがとうございます〜 かしこまりました〜!応援にも感謝します😉 (8月16日 10時) (レス) id: c458930b6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:楽々 | 作成日時:2023年8月11日 15時