13話 ページ13
.
先輩はその ___呪霊のいるであろう___家を前にして、私に言った。
「俺が来たということは、俺が必要ということだ。その意味はわかるな?」
「……はい」
「それならいい」
先輩が呼ばれるということは、特級案件、低くても1級であるということだ。
階級的に格下の私はそこそこ戦って自分の命を1番に守れ、と伝えたかったんだと思う。
「行くぞ」
五条先輩が一呼吸おいて玄関を開ける。
「…う、っ」
血生臭い匂いに、思わず腕で鼻を覆う。
「…間に合わなかったか」
先輩も同じように匂いを腕で?ふさぎながら、悔しそうに言う。
酷い惨状だ。
壁や床一面赤い血が飛び散っており、失踪した子どもであろう死体が何人も転がっている。
頭が潰されているものや、足や手がないもの、体に穴が空いているものなど、なかなかに無残だ。
「あ」
部屋の奥に目をやると、同じタイミングで呪霊もこちらを向いた。
その瞬間、隣にいた五条先輩が吹き飛んだ。
「先輩!!」
…気がつかなかった。
気配が全くしなかった。
特級のすごさ。足が震える。
それに何より、先輩がいなくなってしまったことの不安。
「…落ち着いて、」
ゆっくり振り返る呪霊に、私は大刀を丁寧に構えた。
ーーーーーーーーーーーー
3位という順位をいただけて大変光栄です!
ただいま合宿中なのですが、こんなに伸びてるなか更新しないのも勿体無いなと思って急いで書いている所存です。
そのため、すこし書きが甘い部分がありますがご勘弁ください。
これからもこの作品をよろしくお願いいたします。
追記・
謎にコメント返しが出来ません、、、
家に帰ってから返させていただきます!
364人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
楽々(プロフ) - さとこさん» そうです!疾走感のあるエピソードを書くのは苦手ですが、精一杯頑張っています笑笑 これからも更新頑張ります、応援ありがとうございます! (11月5日 11時) (レス) id: c458930b6c (このIDを非表示/違反報告)
さとこ - もしかしたらなのですが、私がリクエストさせて頂いたお話を書いて下さっているのかも…と思いながら読ませて頂きました!五条先輩の少し焦ったような感情が感じることができ、続きがとても気になります!更新して頂き、ありがとうございます!m(_ _)m (10月21日 21時) (レス) id: 6be4d9c700 (このIDを非表示/違反報告)
楽々(プロフ) - ぷりんさん» ありがとうございます!!!励みになります😭 (9月23日 21時) (レス) id: c458930b6c (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん(プロフ) - すごく面白いです! (9月23日 16時) (レス) @page28 id: 46c210aa58 (このIDを非表示/違反報告)
楽々(プロフ) - aiueoさん» リクエストありがとうございます〜 かしこまりました〜!応援にも感謝します😉 (8月16日 10時) (レス) id: c458930b6c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:楽々 | 作成日時:2023年8月11日 15時