11話 ページ11
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「お前はどうしたいんだ?」
先輩の問いに、深呼吸してから答える。
「そんなの、分かんないですよ。
強くなりたいと言えばそれまでだし。…まあ、禪院家を潰したいとかは思います!」
えへへ、と場を明るくするように冗談を言う。
すると先輩は、急に真面目な顔になって、
「禪院家壊滅か…まあやり方はある」と小声で怖いことを言い出した。
「いや、冗談ですよ?そんなことしたら上層部のおじいちゃんたちに消されます」
「こっちこそ冗談だ」
「あ」
慌てて取り乱す私の頭をぽんと叩き、先輩はくくっと笑う。
「つきました。帳を下ろしておきますので、お入りください」
補助監督さんの言葉に車のドアを開け、外に出る。
「行くぞ」
「はい」
私は五条先輩の後ろを一生懸命追いかけていった。
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「全然いませんね」
「皆恐れて出てこない感じだな。……聞いてみるか」
村はしんと静まっており、人が外に出ている気配が全くない。
「窓がいるらしいです。三芳さんという老人なのですが」
「…ここか」
家の門をたたき、「どなたかいますかー」と声をかける。
すると、三芳さんらしき老人が出てきた。
「ここらで子どもが消える、という噂を聞いたのですが…何かご存知ですか?」
私の問いに、老人は首を傾げた。
「もしかして、術師の方ですかの?」
「そうです。知っているんだったら話は早い、聞かせてもらうか」
先輩の言葉に老人は頷き、奥の間に案内してくれた。
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術式とか一気に出しちゃったので混乱してる部分もあるかもしれませんー
何か質問等あればいつでもどうぞ
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楽々(プロフ) - さとこさん» そうです!疾走感のあるエピソードを書くのは苦手ですが、精一杯頑張っています笑笑 これからも更新頑張ります、応援ありがとうございます! (11月5日 11時) (レス) id: c458930b6c (このIDを非表示/違反報告)
さとこ - もしかしたらなのですが、私がリクエストさせて頂いたお話を書いて下さっているのかも…と思いながら読ませて頂きました!五条先輩の少し焦ったような感情が感じることができ、続きがとても気になります!更新して頂き、ありがとうございます!m(_ _)m (10月21日 21時) (レス) id: 6be4d9c700 (このIDを非表示/違反報告)
楽々(プロフ) - ぷりんさん» ありがとうございます!!!励みになります😭 (9月23日 21時) (レス) id: c458930b6c (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん(プロフ) - すごく面白いです! (9月23日 16時) (レス) @page28 id: 46c210aa58 (このIDを非表示/違反報告)
楽々(プロフ) - aiueoさん» リクエストありがとうございます〜 かしこまりました〜!応援にも感謝します😉 (8月16日 10時) (レス) id: c458930b6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:楽々 | 作成日時:2023年8月11日 15時