渡辺カップル

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渡辺side




医務室で見たふっかの足首は思ってたより腫れてたけど、骨には異常ないってことだったから安心した。







「 それにしても派手にやったな 」


深澤「 俺もここまでなってるとは思わなかったわ 笑」







テーピングを巻いてもらい、今は通路にあるベンチに2人で座ってる







深澤「 だっせーよな俺、笑 」


「 ださくねーよ、ありがとな 」


深澤「 なにが？ 」


「 Aのこと 」


深澤「 なに、見てたの 笑 」






そう言われ俯くとふっかは、

「 ほんとだっせーよな 笑 怪我するとか 」って頭を掻きながら笑った









「 ふっかのおかげでAは怪我せずに済んだんだ。ほんと感謝してる 」



深澤「 いいのいいの、 笑 」









Snow Manのメンバーはみんな、Aに優しく接してくれるけど、その中でも特にふっかはいつもAに良くしてくれて、Aもふっかのことを本当のお兄ちゃんみたいに信頼し切ってる。









「 このこと、俺と翔太だけの秘密な 」そう言って顎でクイッと足元を指すふっか。








「 どーせバレるだろ、てかもうスタッフさんに言っちゃったし 」


深澤「 え、そうなの？！ んーじゃあメンバーとAちゃんには内緒にしてて 」


「 ん、わかった。でももしなんかあった時は、 」


深澤「 分かってる分かってる 笑 そん時はフォローよろしくな 」






そう言い、俺の肩をトンっと叩いて先に立ちあがり歩き出すふっか。

まだ若干引きずってる右足と、ジャージの下からチラチラ見える痛々しく巻かれたテーピングを見て、無事に終わりますように、と心の底から願った。








ふっかから少し遅れて楽屋に戻るとそこにはもうAの姿も詩織ちゃんの姿もなかった。






宮舘「 あ、翔太。Aちゃん達ならさっき帰ったよ 」


「 そっか 」


宮舘「 うん、差し入れも持ってきてくれた。翔太によろしく言っといてくださいって言ってたよ 」


「 後で連絡しとくわ 」









本番直前になってこっそりテーピングを外してスタンバイするふっかと、本番では全く怪我を感じさせない、いつも通りのふっかを見て、









やっぱふっかは偉大な人物だなと改めて感じさせられた。そんな日だった。






まぁ結局そのあと他のメンバーにもバレて、

「 なんで言わなかったんだ 」って照に怒られてたけど

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