異能 ページ13
〜中也side〜
「じゃあ久々に異能で叩き潰しますか!!」
そう言ってAは、どこからともなく、あるものを取り出す。
「お、今日はそれでやるのか」
「うん!大勢の敵と戦うときは、やっぱりこれが一番!この扇使うと一瞬で終わるからねー」
こいつはさっき取り出した扇を俺にヒラヒラと見せる。
「まあ確かにそれは便利だな…つーか、それ使うなら俺の出番無くね?」
「あ、出番作って欲しかった?なら素直にそう言ってくれたらよかったのにー、中也は奥手だなぁ」
「ちげーよ!…ったく、やるなら間違っても俺を巻き込むなよ」
「ラジャー!」
Aは元気よく返事する。
そして、扇を勢いよく天井に投げ上げる。
投げ上げられた扇に狙いを定めて、Aが銃の引き金を引く。
パンッ
「『平家物語』、扇の的!!那須与一、中也と組織のトップのダンディおじさん以外の人間を射殺して!!」
Aがそう言うと、たちまち周りの敵が倒れていく。
「な、なんだ、これは……どうなって…」
「ふふん、知りたい?ダンディおじさん」
Aが笑顔で組織のトップ野郎に近づいていく。
…が。
「う、うわあああああ!!!」
そいつはビビって扉から逃げようとする。
「あ、逃げちゃった。ほら!暴れたくてたまらなかった中也のために、暴れる理由を作ってあげたよ!張り切ってどうぞー!!」
「うるせえ!!」
「どけぇええええ!!」
オッサンが突っ込んでくる。
そして持っていた拳銃を乱射する。
「ったく…そんな下手くそな腕で俺を殺そうなんて、百年早ぇよ」
そう言って俺は、オッサンを殴る。
「かはっ…!!」
「…重力操作」
俺は殴ったついでに、オッサンが逃げねぇように、異能を使って立ち上がることすら出来ないようにした。
「なんで、動けないっ!!くそっ…!!」
残念だったな。
まあ俺たちが相手だったのが、運の尽きだ。
「さんきゅー中也!」
Aが、地面に落ちたさっきの扇を拾って、こちらへやってきた。
「全部、片付いたか?」
「あったりまえじゃん!!」
こいつは笑顔で言う。
「じゃあ、ダンディおじさん。聞きたいことがあるから、正直に答えてね」
そうして、尋問タイムが始まった。
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ユイ(プロフ) - konohaさん» konohaさん、もう見てくださったのですね!ありがとうございます!紅葉姐さんの口調、難しいです(ー ー;)これからも頑張りますので、よろしくお願いします! (2016年3月9日 14時) (レス) id: c73290e85b (このIDを非表示/違反報告)
konoha(プロフ) - ユイさん» 参加して下さりありがとうございます!早速見に来ました〜!まだ途中までしか見ていませんが、紅葉さんの口調がとてもいいですね!これからも更新頑張って下さい!続き楽しみにしています! (2016年3月9日 13時) (レス) id: d306aa4c78 (このIDを非表示/違反報告)
ユイ(プロフ) - 吹雪始音@色松さん» 鈴ちゃん、読んでくれたんだ!ありがとうございます!そんなに褒めてもらえるなんて…!!紅葉姐さんの口調、難しいです、今研究中(⌒-⌒; )これからも頑張って更新しますね、始音ちゃんも頑張ってね( ´ ▽ ` )ノ (2016年2月24日 2時) (レス) id: c73290e85b (このIDを非表示/違反報告)
吹雪始音@色松(プロフ) - ユイさん、どうも!
読ませて頂きました、鈴こと始音です(`・ω・)
夢主ちゃんのキャラ可愛いですね!そして紅葉姐さんの口調とか上手くて羨ましい限りです(笑)
これからも頑張って下さいねっ♪ (2016年2月22日 22時) (携帯から) (レス) id: 6e22eac2fd (このIDを非表示/違反報告)
ユイ(プロフ) - 山ノ内さん» わあ!わざわざコメントまでありがとうございます!!頑張って更新します!山ノ内さんの作品も続き楽しみにしています! (2016年2月10日 23時) (レス) id: c73290e85b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユイ | 作成日時:2016年2月2日 0時