マフィアだけど警察学校に入学します！【文スト】【名探偵コナン】

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松田side



「Aちゃん遅いねー」


昼休みあいつは後から行くと言って、俺らは先に食堂に行って飯を食っていたが、萩原の言うようにあいつは全く来ない


「何かあったのか？」



班長になった伊達が心配そうに言うが



「どうせ迷ってるだけだろ」



降谷によって一蹴されていた


「でも、本当に遅いな、噂のこともあるし何も無ければいいけど」



諸伏の言葉を聞いて俺は席を立った



「あれ、松田どこ行くんだ？」


「あ"？…どっか」


「いや、どっかってどこだよ」


「気にしないでいーよ、どうせAちゃんが心配で探しに行っただけだろうから」



後ろから聞こえる会話を無視して俺はあいつを探しに行った







.



ったく、あいつどこいったんだよ


あいつが居そうな所は大体全部見たつもりだか全く見つからない




一回食堂に戻るか



そう思って踵を返そうとした時


「テメェいい加減にしろよ！！」


そんな声と共に誰かを殴る様な音が聞こえて、気づけばその音の方に足を動かしていた





すると、人気のない所で数人の男に蹴られているあいつを見つけた



「おいお前ら何やってんだ！」



俺はすぐにあいつの元に駆け寄り起こした


「おい、お前大丈夫か？」


『う、うん、大丈夫』


近くで見ると頬を殴られたようで右頬が軽く腫れていた



それに気を取られていたら後ろにいた男が殴りかかろうとしていて




っ！まずい！



俺は完全に油断していて、とっさに身構えたが





気がついたら目の前にいたはずのあいつはいつの間にか俺の後ろにいて、殴りかかってきたあいつの拳を蹴り飛ばしていた







そこからはあいつの独擅場だった
いつものふわふわとした雰囲気は一切なくて、その姿は喧嘩慣れしているようだった



そこからはあっという間で、気づけば教官に見つかり、あいつと二人でグラウンドを走っていた








こいつとちゃんと話すのは初めてだったけど、俺が思ってるよりもこいつは面白くて話していて楽しかった









殴りあってる時いつもと違う姿に少しあいつに見惚れてたなんて死んでも言わねぇ

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