マフィアだけど警察学校に入学します！【文スト】【名探偵コナン】

10 ページ11

あの後勝負は引き分けになり、二人して座り込んで休んでいた




まあまあ本気出したつもりだったんだけど引き分けとか、体訛ったかな
いくら警察官目指してるとはいえ一般人にマフィアが、ギリギリなのはやばい




陣平も今は話す余裕が無いらしく私は一人でショックを受けていた





「あ、二人ともこんなとこにいたんだ、探したよ」


「萩原か…」



駆け足でこちらに来た萩原くんは私たちを見て


「二人とも何してんの？」


事情を知らない萩原くんからしたら疑問に思うのも当たり前で、



「あー、それが……」



陣平が今まであったことを全て話してくれた




「え、そんな事があったの？Aちゃん怪我大丈夫？」


『大した怪我じゃないから大丈夫だよ
陣平も助けてくれたしね』



「助けたっていうより、ただ参戦しただけだったけどな」


「え、ちょっと待ってどういう事？てか、いつAちゃん陣平ちゃんの事名前呼びにしたの!?
俺も名前呼びがいい！！」


「うるせぇよ、萩原、あと陣平ちゃん言うな」



『ふふ、分かった、じゃあ研二ね』


「やったー！陣平ちゃん聞いた！？Aちゃんが名前で呼んでくれた！」


「そーかよ、よかったな」





陣平の塩対応ぶりを見て笑いながら私はふと時計を見た




『あ！！！』



私の声に二人は驚いていっせいにこちらを見た



『二人ともやばい！次の授業まであと10分しかない！』



その言葉を聞いた二人は一気に顔を青くして



「やべぇ、走るぞ！」




陣平のその言葉で三人同時に教場に向かって走り出した








ちなみにギリギリ間に合った座学で私と陣平は、久々に全力で走ったため疲れて完全に眠りこけてしまったのは言うまでもない

11→←9

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す