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医務室で泣いてしまったあの後、皆は空気を読んで私のことについては追求しないでくれた


まぁ、その代わりに、暫くはずっと泣いたことでからかわれたけどね!




とまあ、色々あって今は五月下旬


来週には入試以来のテストが迫っていた




「てことで、みんなで勉強会しない?」


「何がてことで、だよ
大体勉強なんて各自でやればいいだろ」



研二の唐突な提案を零はバッサリと切った



「降谷の言う通りだろ、何でいちいち集まって勉強何かしなきゃいけねぇんだよ」


「そんな事言っても陣平ちゃん、よく考えよ!
この六人の中で一番座学の順位低いの俺らなんだよ!

しかもこの中の三人は総合順位トップスリーに入るんだよ!教えてもらう他ないじゃん!」


「うるせぇよ、萩!
大体座学が出来なくても実技が出来てりゃそれでいいんだよ」


「いや、流石に少しは座学も出来てなきゃだめだろ」


と伊達が突っ込む



因みにこの間零はテストの勉強
私と景光は巻き込まれたくないため二人で話をしていた



因みに私も勉強会には反対だ

理由?そんなんもう全部覚えてる事今更勉強したって無駄だからね


実際ここに入る前にある程度の事は殆ど勉強し終えていたから、授業は特に受けなくても問題ない


おかげで座学の時間は陣平と二人並んで睡眠時間になっている

教官も最早諦めて怒ることも無くなった




「勉強会か、やってもいいんじゃないか、楽しそうだし」


そんなことを言ったのはついさっきまで私と話していたはずの景光で


「だよね!ほら皆もやろうよ!」


研二が他の四人にも声をかける


「俺は別にいいぞ、人に教えると自分も身につくしな」


うそだろ、お願いだから零と陣平はおれないでよ!?

このままいったら絶対私もやる流れになっちゃうから!



そんな思いを二人に視線で訴える

それが届いたのか零が


「僕はやらないからな」



よし!よく言った、零!



「いいじゃんかゼロ、勉強会なんて高校以来だろ?
一緒にやろうぜ」


な?という言葉とともに輝かんばかりの笑顔を零にむけた景光

少し悩む顔をして、零が一瞬こちらを見た



零、頼む!負けるな!


「……今回だけだぞ」


零ぃぃぃぃ!!!

確かに君が景光大好きなのは知ってるけど、あの笑顔に逆らえないのはわかるけど!
でも負けないで欲しかったな!?


零は私から完全に視線を逸らしていた






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夜空 -Night Sky-(プロフ) - 初コメ失礼します!すごく面白いです!...フラグだ...それはきっとヨコハマの夜を守る組織のボスの異能なんだろうなぁああ (2020年9月24日 23時) (レス) id: 2b2a41cc61 (このIDを非表示/違反報告)
Aya(プロフ) - 何回も見直してます!更新頑張ってください! (2020年9月22日 23時) (レス) id: 94ca772b7b (このIDを非表示/違反報告)
umisorako - この作品大好きです!更新頑張ってください! (2020年9月3日 23時) (レス) id: 1f1dba2df0 (このIDを非表示/違反報告)
まつたけl*不定期更新(プロフ) - 無理をしない程度に更新頑張ってください!! (2020年8月13日 8時) (レス) id: 47b0b1fd5e (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - 最高すぎる!更新頑張って下さい! (2020年7月22日 6時) (レス) id: e4678e2dff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:☆あいねこ☆ | 作成日時:2020年5月13日 13時

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