検索窓
今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:1,807 hit

初任務。 ページ5

最終選別から15日後。
私の日輪刀がきた。

刀を抜いて手に取ると、刃は透き通った深い青色に変わった。

「青ですか…!それも深く透き通っている…!初めてこのような色を見ました。」

私の刀鍛冶、鉄ヶ崎さん。

先生「美しいな…。」

先生も見とれている。私もこの色、結構好きだ。

先生「外で振ってみい。」

『はい。』

外に出て、刀を一振り。


____シュッ。


すごい…。


重いけど違和感はない。

シュッ、シュッ…。

しばらく振っていると、突然私の鴉が叫んだ。

鴉「カアーーーーッ!!初任務ゥウ!!A!初任務ゥウウウ!南南東ォオ!南南東ォデェエ、人ガ消エテイルゥウウウウ!!!」








うるさ……。
あと語尾が無駄にのびるの何なの?
喋り方の癖が強い…。

とりあえず先生に言わなきゃ。


『先生、と…鉄ヶ崎、さん。伝令が入ったので行ってきます。』

先生「…ああ、行ってこい。間違っても死ぬんじゃないぞ。」

鉄ヶ崎「行ってらっしゃいませ、ご武運を…!」


…初任務、頑張ろう。




ーーーーーーーーーーーーーーー
[大正コソコソ噂話]

*Aさんは全集中・常中を会得しているらしいよ…。

*Aさんの鴉は「黒長丸(くろながまる)」っていう名前。でもAさんは忘れてしまうので、その時によって呼び方が変わるらしいよ…。

伝令と意思。→←暖かい。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (7 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
7人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:すい | 作成日時:2020年6月28日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。