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今日の情報を皆が共有しているときに
私は皇子山さんとバーに行くということで鞄に必要なものを詰めていた
斑「どこか行くんですか?」
主《ちょっとね》
皇「お前には関係ない」
あ、メモ
ヒョイっと手からメモが攫われてく
斑「いいじゃないですかー、教えてくださいよぉ
皇子山さぁん」
さっきメモは没収されたので手でグラスを作り飲むジェスチャーをする
斑「ずるい」
皇「お前はまだ仕事残ってるだろ
こいつはとうの昔に終わってる」
斑「えー、また誘ってくださいね」
皇「そもそも誘ってねぇよ」
いくぞと腕を引かれる
口パクで[またね]と言い手を振った
宝「なんか今日あいつ偉いフレンドリーやな」
小「飲みに行くからじゃないですかね?」
左「知らなかったのか?
あいつは案外他人の事ばかり考えてるぞ
それにいつも全員の机に置いてあるお菓子あいつのだからな」
斑「そうそう、いつも迷惑かけてるからだそうですよぉ
そんな事ないのに」
宝「貰えるもんは有難くと言いたいとこやけどこれ地味に高いで」
斑「え!そうなんですかぁ?」
宝「そうや、1個200円ぐらいするで」
小「お返し考えないとですね」
斑「なんかぁ、僕聞いたんですけど
要らないみたいです
お返し
僕はいつか渡すつもりですけどねぇ」
宝「忘れた頃に請求されるやつちゃうよな?」
左「あいつはそんな事やらないだろ
こいつと違って」
宝「そやな」
小「そうですね」
斑「え、僕ですか!?」
主《で、どうしたんです?》
皇「なんで隠してた
お前
女だろ」
机についていた肘をツルッと滑らした
そっちなの!?
主《なんでそう思ったのかな?》
皇「足だ」
主《足?》
皇「その滑らかで見事に引き締まった足は女性の足だ」
主《やだ、皇子山さん変態》
皇「なっ!変態じゃない」
主《いや、隠してたつもりは無いよ
勝手に皆が男って思い込んでただけで
そもそも僕は1度も男とは言ってない
それに鯨岡さんも黎斗ちゃんって読んでるじゃん》
皇「それも確信に至ったヒントのひとつだ
決定的なのはあのときの声が多少は低かったが女性の高さだったからだけどな」
主《とりあえず分かったよ
やっぱり君は変態だ》
皇「は!?」
主《足フェチ、案外近くにいるもんだね》
皇「うるさい」
主《皆には黙っててね》
皇「なんでだ?」
主《敵を欺くにはまず味方からって言うでしょ?
案外助かってるんだよ》
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作者名:彼方 透 | 作成日時:2020年3月18日 17時