13枚目 ページ13
皇「そう捉えてくれていい」
斑「ちょっとどういうことですかぁ！？」
さっきから勝手田さんの目線がきつい
宝「付いとったんや」
左「何がだ」
宝「やから付いとったんや！
上に2つ」
主《ちょっ、宝塚さん
言い方！》
私のことを女とわかっている人以外の叫びがこだました
勝「女の子…言われてみれば背も余り大きくないし
ガタイも良くないな」
左「だからお菓子があんなに可愛らしいものばかりだったのか」
細「いや、それは関係ないと思いますよ
それにしても女性とは気付きませんでした
すみません」
いえいえと首を振る
斑「というか、皇子山さんはとにかく…じゃないですけれどぉ
鯨岡さん、なんで女性だって教えてくれなかったんですかぁ」
鯨「あら、私は1度も彼女が男の人とは言ってはいないわよ
それに黎斗ちゃんって呼んでたでしょ？」
いつも以上にニコニコと笑う鯨岡さん
斑「まぁ
確かになんですけどね
だからあの時声が高かったんだ」
宝「あの時ってなんや」
見るからにやってしまったという顔をする
斑「いや、あ、あの時って僕が閉じ込められた時ですよ！」
彼は聞いていたんだそれもバッチリと
あの時の煙鴉との会話を
斑「そういえば、黎斗さん女性…
すみません！その時計つけてもらってるの嬉しいんですがぁ
メンズ買っちゃいましたぁ」
あんまり気にしてないんだけどね
主《あ、次の日曜日空けといてね
少し用事があるから
それで許す》
斑「了解です！」
小「そういえばなんで皇子山さんは黎斗く…黎斗ちゃんが女の子ってわかったんですか？」
皇「そんなもの見たらわかるよ」
主《ほら皇子山さんは変態だからさ》
斑「わかったぁ！僕わかりました！
脚のライン見たんですね」
皇「おい！」
主《そうそう、さすがに引いた》
斑「そりゃあ引きますよねー」
主《ねー》
皇「うるせぇ」
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作者名：彼方 透 | 作成日時：2020年3月18日 17時
