1枚目 ページ1
鯨「今日から一緒にここでドロ刑をする予知田黎斗ちゃんよ」
服装からして個性派揃いだ
主《予知田黎斗です
事情があり筆談となりますがよろしくお願いします》
斑「後輩ができた！」
鯨「いえ、予知田ちゃんはあなたより年上だし先輩よ」
斑「うそ！」
主《失礼ながら20後半でもう少しで三十路です
前の部署では犯人の尾行、追跡を主にしていました》
鯨「物凄く運動神経がよくていつも1番捕まえるのが早いのよ
なんだけどね、筆談だからあまりよく思われてなかったみたいで、情報がまわってこないとか色々あったらしいのよ
だから、皆よろしく頼むわよ」
鯨「黎斗ちゃんもよろしくね」
ぽんっと両肩に手を置かれた
斑「じゃあじゃあ連絡先交換しましょ？
そっちの方がいいんでしょう？」
主《はい、メールアドレス書きますね》
ペラリと次のページをめくった
宝「そこのボードに書きいや
そっちの方が見やすいやろ」
そうですねと書いても恐らく見えないから
関西弁の先輩に向かって頷く
主《すみません、ペンってどこにありますか？》
細「これです
あと、多分敬語だったら文章長くなるのである程度短縮しても宜しいのでは？」
主《そうですね、ありがとう》
鯨「メールアドレス登録した人から挨拶してあげて」
スラスラと書いていくメールアドレスを書くのは地味に恥ずかしいな
主《すみません名前も一緒に送って
顔写真も、できればでいいので》
勝「写真？
そんな物どうやって使うんだよ」
小「それは顔と名前を一致させるってことじゃないでしょうか？」
皇「ばか、そんなの仕事していくうちに覚えれるだろ」
はっ、と鼻で笑われた
主《すみません、実は僕は顔を覚えるの苦手で
目見て話すの得意でないので印象に残らないんです》
皇「そ、そうか」
次は目を伏せられた
主《すみません》
嫌われたかな？
皇「謝んなよ、そうだな、まぁ、そういう奴もいるよな」
細「あ、逃げた」
一通り挨拶とメールアドレスを登録し終わり席に座った
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作者名：彼方 透 | 作成日時：2020年3月18日 17時
