陸 ページ6
葉村side
主「明智くんは……」
葉「それより！早く手当しないと、死にますよ！」
近くに病院がないどころか、今こんな状態だ外に出たら間違いなく死ぬ
結果、彼女が傷口を焼いて塞ぐといい
もちろん僕は反対したが
それをしないとこのまま多量出血で死ぬと言われ焼き塞いだ
主「これが一番いいやり方だと思った
いやー、綺麗に切れないものだね
ごめんね、刺激的すぎた」
と小さく呟き僕に教えてくれた
主「私ぃ〜これ〜」
巽さんそれは流石に無理があります
静「巽さん、皆さんにも説明した方がいいですよ！」
主「うっ、静原さん、それは…」
確かにさっき素に戻っていた
いや、素に戻さないと説得力にかけるし
そんな話をしている場合ではないだろう
主「はぁ、分かったよ」
簡単に本当はこういう性格ということを説明したあと
主「肩から削ぎ落としたから菌は回っていないと思うけど……そういうことだから大丈夫だよ
心配なら部屋に縛り付けておいてくれてもいい
明智くんの部屋がいいけど…」
と言った
少し端折りすぎだとは思うが
今の状態では仕方ないのだろう
葉「噛まれていないか見せてもらえば…ていうのはあれなんですけど……」
明智さんがありえないものを見るように僕を見た
葉「もちろん、比留子さんや静原さんに見てもらいますよ！」
主side
明「A！なんであんな無茶を」
主「……明智くんは私がいなくなったらどうする？」
私のことを異常なまでに愛している彼ならきっとこう言う
明「Aがいなくなるなんて考えられないが、もしかしたら後を追うかもしれない……」
後を追うだろうと
主「でしょ？でもそれを明智くんは望まないと思ったんだ……なら君が生きてくれないと私も生きれないからね
それが答え」
きっと彼があれのようになってしまったら私も後を追うだろう
それを彼は嫌だと言いそうだったから彼を助けた
だからあんな無茶をした
主「君を失いたくないんだ」
明「俺だって君のことは大切だ」
主「ふふっ、そうだね
ごめん、でもこれだけは譲れないよ」
明「ここにいる間は俺のそばを離れないこと
そうしたら許してあげないことも無いぞ」
どっちが彼女なんだか
主「はいはい、仰せのままに」
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彼方 透(プロフ) - もちゃさん» コメントありがとうございます。実は明智さんどころか屍人荘の小説が少なかったので書くかどうかを迷っていたのです。これからも更新続けていきたいと思っていますのでよろしくお願いします。 (2020年1月23日 22時) (
レス) id: 515ce45d47 (このIDを非表示/違反報告)
もちゃ - 明智さんの小説探してました！応援してます！ (2020年1月23日 21時) (レス) id: e6667f44b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼方 透 | 作成日時：2020年1月16日 23時
