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囁かれたその言葉に顔が熱くなる。
……私は実は零夜が好きだ。
彼がびっくりするほど軽薄で、こんな言葉に意味なんてないと分かってはいるはずなのに、鼓動が速くなる。

「暴れるなよ」

いつの間にか私は寝転がっていて、腕が床に押し付けられている。
所謂床ドンの状態だ。

「……好きでもない人に、こんなことしないでよ」

そう言うと、彼はうっすらと笑った。

「わかんないだろ、俺がお前のこと好きじゃないかどうかなんて」

彼は私に覆いかぶさるような体勢になって、髪の毛を耳に掛け、ふーっと息をふきかける。

ぞくぞくっと一気に鳥肌が立って、私は床に押し付けられた手を握り込んだ。

「……身体びくびくしてる。気持ちいい?」

私は零夜を見上げる。
影になった表情は、今までの表情ではなかった。
……いつもの、ただの男友達の顔ではなかった。

「すげー可愛いけど……お前、誰にでもこんなことされるの許すわけ?」

意地悪な笑顔と、不釣り合いな鋭い目の光。
……怒ってる?
もしそうなら、言っても大丈夫だな。
私は初めて確信を得て、安心した。

「……そんな軽い女に見える?」
「……だって、抵抗しねぇじゃん」
「だって別に嫌じゃないもん」

彼は目を丸くした。
あ、この顔は見なれている。

「は?」
「……零夜に、こういうことされるのは、別に嫌じゃない」
「なに、それ。俺の事好きなの?」
「そうとも言う」

彼はしばらく硬直していた。

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Niko(プロフ) - フォローさせていただきました......!こちらこそよろしくお願いします! (8月20日 18時) (レス) id: f73d5be156 (このIDを非表示/違反報告)
餅屋(プロフ) - Nikoさん» 作りました!きっかけを頂きありがとうございます!ご負担になった場合はフォロー外して頂いて構いません。よろしくお願いします! (8月20日 15時) (レス) id: 51ef15773f (このIDを非表示/違反報告)
Niko(プロフ) - 返信ありがとうございます、嬉しくて泣きそうです!もしアカウントをお作りいただけるのでしたら本当に嬉しいです......! (8月20日 13時) (レス) id: f73d5be156 (このIDを非表示/違反報告)
餅屋(プロフ) - Nikoさん» 無視して頂いて大丈夫です。もし需要があるようでしたらアカウントを開設します。いつも作品を読んで頂いて本当にありがとうございます。 (8月20日 3時) (レス) id: 51ef15773f (このIDを非表示/違反報告)
餅屋(プロフ) - Nikoさん» 良いかと思います。ただ、最新の物語が一番好きでいらっしゃるという貴方のような奇特な性癖の方(すみません)を、正直に申し上げますと逃すのは惜しいため、新しくアカウントを開設した場合に繋がらせて頂くことは可能でしょうか?ご気分を害してしまったようでしたら (8月20日 3時) (レス) id: 51ef15773f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:餅屋 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2014年3月18日 18時

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