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次の日の大学で、たまたま前から歩いてきた深田くんとばったり会った。次は空きコマ同士だから、ふたりでカフェテリアに足を運んだ。
しばらく話をしていると、深田くんは思い出したかのように『あ！そうだ！』と話を切り出した。
『 彩とバ先一緒なんでしょ？ 』
「 え？なんで知ってるの？ 」
『 昨日の夜彩から言われた！Aちゃんのことめっちゃ可愛い〜って言ってたよ (笑) 』
「 ふふ、そうなの？ 私ね、彩さんの教育係になったの！ 」
深田くんと彩さんの話をするのは、ちょっぴり複雑な気持ちになった。教育係になったんだと伝えると、深田くんは『Aちゃんが教えるとかマジおもろい！』と大きく笑ってそう言った。
「 なにそれ〜！酷すぎるんですけどっ 」
『 Aちゃんほら！どっちかというと子守される側の子じゃん？ 』
「 ねえ意味わかんない！深田くんやだ〜 」
『 んはっ！ねえ、ごめんごめん (笑) 』
深田くんとこうして話す時間は楽しくて愛おしくて、どんなに憎めない彩さんでも、さすがに狡いと思ってしまった。
知り合ってまだ短い彩さんは良い人なんだけど。でもやっぱり、私の心の中にある深田くんへの感情は日に日に増すばかりで。
諦めたくない、とそう強く思ってしまった。
「 ねえ深田くん。深田くんって彩さんのどこが好きなの？ 」
『 え？なに急に (笑) 』
「 いや〜だって気になるじゃん 」
私の突拍子もない質問に、少し笑って首を傾げる深田くん。私を見つめて『ん〜』って考える深田くんは、やっぱりすごくかっこよくて、目をそらすことなんて出来なかった。
『 強いて言うなら、真っ直ぐなところかな 』
真っ直ぐなところ。また、私にはなくて彩さんにはある、そんなところだった。彩さんの真っ直ぐさは、話しているとすぐに分かった。深田くんを真っ直ぐ見つめる心と、自分を持っているところ。
全部全部、彩さんにしかない素敵なところだった。
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彩花(プロフ) - このお話大好きでもう既に5回は見返してます🎵更新楽しみにしてます♡ (11月4日 22時) (
レス) @page33 id: 7fda05ffd5 (このIDを非表示/違反報告)
ふー - 更新待ってます (2023年3月28日 12時) (レス) id: 43b4b8b5ab (このIDを非表示/違反報告)
り(プロフ) - 更新楽しみにしてます🎶 (2023年1月12日 10時) (レス) id: 4e3fb2e947 (このIDを非表示/違反報告)
?(プロフ) - お話大好きで何度も読み返してます♡続きも楽しみにしています^_^ (2022年12月8日 22時) (レス) id: 4b9f561349 (このIDを非表示/違反報告)
h - 更新嬉しいです〜ありがとうございます！面白すぎて何回も読み直してます！続きも楽しみにしています♡ (2022年11月13日 15時) (レス) id: dc72df0c7c (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2022年8月20日 9時
