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彩「 恥ずかしながら、私まだそういう経験がなくて。1回だけ、そういう雰囲気になったんですけど。怖くて⋯ 」
「 ⋯⋯そうですか〜、 」
彩「 だから、いいんですっ 」
「 え〜もったいな⋯ 」
なんか、拍子抜けした。まだ体の繋がりはないのかと安心した。だって彩さんキレイだし、深田くんがもっと彩さんのこと好きになっちゃったら困るし⋯。
鈴「 キスだって、深田くんきっと遠慮してて 」
「 へえ。⋯かわいそ、深田くん 」
鈴「 で、でも。竜生くんは優しいし⋯ 」
話が進むごとに、耳を塞ぎたくなって、態度も冷たくなって。私はきっと嫌な奴だ。光成が言うように、"悪い人" なんだ。
でもだって、私が深田くんの彼女なら、キスだっていっぱいするし、欲求不満なんて、させてあげないのに。私なら、深田くんのこと満足させられる自信だってあるのに。
「 ⋯私なら、キスくらい自分から誘いますよ？ 」
鈴「 ⋯⋯でも、それは⋯⋯Aさんだから 」
「 いやそうじゃなくて。彼女だから、でしょ 」
鈴「 ⋯え？ 」
「 愛想つかれちゃいますよ？だって深田くんモテるし。さすがに何も無さすぎちゃ、他の子に目移りするでしょ 」
棘のある言い方だったかもしれない。彩さんの目をじっと見つめて、そう伝えた。性格が悪いなんて、そんなのもう分かっているし、彩さんと同じやり方で深田くんが手に入るなんて思ってないし。
彩「 ⋯私は自分からなんて出来ないなあ、」
半分笑ってそう呟く彩さんに、またため息が零れた。そんな余裕なら、私が深田くん奪っちゃうよ。キスくらい、誰だって出来るんだよ。呑気な彩さんが、やっぱり今日も苦手だ。
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彩花(プロフ) - このお話大好きでもう既に5回は見返してます🎵更新楽しみにしてます♡ (11月4日 22時) (
レス) @page33 id: 7fda05ffd5 (このIDを非表示/違反報告)
ふー - 更新待ってます (2023年3月28日 12時) (レス) id: 43b4b8b5ab (このIDを非表示/違反報告)
り(プロフ) - 更新楽しみにしてます🎶 (2023年1月12日 10時) (レス) id: 4e3fb2e947 (このIDを非表示/違反報告)
?(プロフ) - お話大好きで何度も読み返してます♡続きも楽しみにしています^_^ (2022年12月8日 22時) (レス) id: 4b9f561349 (このIDを非表示/違反報告)
h - 更新嬉しいです〜ありがとうございます！面白すぎて何回も読み直してます！続きも楽しみにしています♡ (2022年11月13日 15時) (レス) id: dc72df0c7c (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2022年8月20日 9時
