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内「 えっと……ともだち？ 」
「 ……ともだちっていうか、同級生っていうか？ 」
隣にいる好きな人に元カレだなんて気付かれたくない。そう思うのは当たり前のことで、気付けばそんなウソをついていた。私がそう言うと颯太くんはパァっと明るくなって、「Aちゃんの友達の内村颯太っす！！」と言い、光成の手を握った。
檜「 ……なに、同級生って 」
「 ………いや。それはさ、 」
檜「 1年ちょい付き合っといてそれは無くない？ (笑) 」
「 …え、あ。……ごめん 」
少し悲しそうに笑ってそう言った光成に、若干の罪悪感がわいて、あっさりバレてしまった。深田くんも颯太くんも、めちゃくちゃ驚いてて……。
内「 え。ちょ？…Aちゃんの元カレ？！ 」
「 …うん 」
内「 うっわ。ちょーイケメンなんだけど…？Aちゃん面食いだったじゃん。そうじゃん。……こないだの男も死ぬほどイケメンだったじゃん。…忘れてたあ〜〜〜！！ 」
横で騒ぐ颯太くんに引き気味な光成は、その発言に曖昧に笑って「俺の次に彼氏できたの？」と聞いてきた。私は素直に「うん」と伝えると、何やら複雑そうな顔をして私を見つめた。
「 ……なに、その顔 」
檜「 いやなんか、現実突きつけられた感、ハンパな…みたいな？ 」
「 えっと… 」
檜「 いやだからさ、」
そう言って話し出そうとした光成の声を遮って『Aちゃん』と、名前を呼ばれた。その声の主はいま私が夢中になっている彼で、私を見つめる彼に思わず首を傾げた。
『 もう行こ？早く家行ってAちゃんの好きな甘いの食べよ？ 』
「 ………、うんっ 」
『 …あ、じゃあ。Aちゃんは安全に送り届けますんで！ 』
檜「 …え？ 」
そう言って私の右手を握った深田くんに引っ張られレジに向かった。未だドリンクコーナーにいる光成には申し訳ないけど、私の胸はドキドキと煩く鳴り響いていた。
もう光成にはときめかないんです！私。今は深田くんで頭がいっぱいなんです！まあ、深田くん彼女いるけど、ね。
『 はい。行こ行こ〜 』
「 あっ、ふかだくん 」
頭の中は色んな感情でごちゃごちゃしていて、颯太くんの「置いてかないで〜」っていう緩い声ですら右から左へと流れ出てしまうのだ。
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彩花(プロフ) - このお話大好きでもう既に5回は見返してます🎵更新楽しみにしてます♡ (11月4日 22時) (
レス) @page33 id: 7fda05ffd5 (このIDを非表示/違反報告)
ふー - 更新待ってます (2023年3月28日 12時) (レス) id: 43b4b8b5ab (このIDを非表示/違反報告)
り(プロフ) - 更新楽しみにしてます🎶 (2023年1月12日 10時) (レス) id: 4e3fb2e947 (このIDを非表示/違反報告)
?(プロフ) - お話大好きで何度も読み返してます♡続きも楽しみにしています^_^ (2022年12月8日 22時) (レス) id: 4b9f561349 (このIDを非表示/違反報告)
h - 更新嬉しいです〜ありがとうございます！面白すぎて何回も読み直してます！続きも楽しみにしています♡ (2022年11月13日 15時) (レス) id: dc72df0c7c (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2022年8月20日 9時
