8話 ページ9
ユミルとの賭けが成立してしまった。どうして俺が・・・とも思ったが、まぁしょうがない。
こいつの実力は、昔から付き合いの長い俺が一番知っている。
旅に出るときにこいつがいたら、安全度がグッと上がるのは分かっている。
少しくらいご機嫌取りをしておいた方がいいだろうと思う。
それに、ユミルとアイスを食べるのは、俺が一番好きな時間でもある。
少しでも楽しい思い出を作っておいた方がいいだろうなと思うから、というのが、
俺が賭けに乗った理由だ。
ユ「レオン!ボーっとしてないで、早く魔法陣を書いてよ!」
レ「あぁ、すまん。ちょっと考え事をしてて、な。」
ユ「全く・・・。」
レ「書き終わったぞ。頑張れよ。」
ユ「うん。じゃあ、いくよ・・・
吹き上げろ・緑の風・我、ユミルの名のもとに・すべてを吹き飛ばせ!」
ユミルが呪文を詠唱すると、激しい風が吹き荒れた。
普通は魔法をすべて吸収する魔法陣も、吸収しきれないようだ。
さすが、『風の魔女』の異名を持つだけはあるな。
レ「計測値は、あぁ、魔法陣のキャパオーバーだ。
少しは手加減しろよ。」
ユ「だって、本気でやらないと、いい結果でないでしょ!」
レ「それはそうだが・・・。」
ユ「コホン、さて、計測もできたことだし、次はお待ちかねの戦闘練習ね。」
レ「怪我させるなよ。」
ユ「分かってるよ、そのくらい。」
・・・心配だなぁ(俺が)。
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ゆあ - わたあめ☆さん、残念ながら、そりゃあ無理ですよw。でも、貴方も結構文才あって、羨ましいです! (2017年5月12日 18時) (レス) id: 9a045e772a (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ☆ - これ面白い(≧〜≦))ププッユミル最高!!私にその文才分けてくれ (2017年5月11日 20時) (レス) id: 8ff80f4586 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ☆ - 私も占いツクール初心者で〜〜す!語ろう! (2017年5月9日 18時) (レス) id: 8ff80f4586 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆあ | 作成日時:2017年4月25日 20時