叩�麌贈横� ページ29
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雫は今朝のようにゆっくりとAに顔を近づけて来た。
｢ね、A。今誰も見てないよ｣
また、耳元で低くて甘い声。
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｢顔近いわ｣
両頬に平手打ちをかましてやる。
｢え…ちょっと待って違くない…？今それやる…？｣
両手で叩かれた頬を抑えながらAに問う雫。
｢今も何も……。何も無くても俺お前にビンタするじゃん｣←
｢いやでも今は違くない……？雰囲気察して？？｣
両手で頬を抑えているせいか雫が別人に見える。
｢今のお前めっっちゃブス｣
｢話聞いてる？｣
｢もっかい叩く？｣
｢話聞いてる？｣
｢あ？｣
｢い？｣
｢お前殺すわ｣
Aの言葉に危機を察して一足早くAから距離を取り逃げる雫。
しかしそれがAの目的だった様で、雫と距離が取れて安堵のため息を着く。
そして澤村さんに｢雫が1人で走り回ってます｣と告げ口し、一件落着。
｢ふふ、お疲れ様。Aくん｣
そう言って目の前に現れたのは俺のエンジェル安西万理。
まるでそこにいるだけでも全ての悩みが浄化されそうなほど清らかな空気を身に纏っている。
オマケに容姿もいいと来たら同じ人類かを疑う。
｢まぁ、これも試練だと思うと少しは気が楽だな｣
｢上級闇魔術師になるための？｣←
｢ああ……………ってなんで知ってる！？お前には心配を掛けたくないから黙っていたのに…｣←
なんで、と目を泳がせてオロオロしているAに万理は優しく微笑んだ。
「知ってますよ、貴方の事、どれだけ見てきたと思ってるんですか？」
そう言ってAの頬を優しく撫でると、そのまま触れるだけのキスをした。
「…えっ、あ、え…？」
初めて好きな人にキスをされた乙女のように初な反応を見せる。
そして万理はAの唇を親指でなぞった。ニヤリと意地悪な笑みを浮かべて。
「Aが雫先輩にキスされないように、魔法を掛けておいたから」
「まほう……」
「うん」
頬を赤く染めて上目遣いで万理を見つめるAはどこからどう見ても女の子であった。
万理はもう1度Aに向き合うと、今度はAの耳に口を這わせる。
Aは突然の事に驚き、自分の耳に吹きかかる万理の息にビクリと肩を震わせた。
「もしキスされたらすぐに私に言ってね、」
「消毒してあげる」
いつもより格段に低い声。
(どっちが女か分かんねぇ…)←
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IA ちゃんマジ女神 - とっても面白いです！夢主くん可愛い！！更新頑張ってください！ (2017年3月17日 17時) (
レス) id: 381802a708 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - コメント失礼します、お話とても面白いです〜！こずめさんの書かれる小説はいつも面白くて憧れます…！更新頑張ってください、応援してます！ (2017年2月10日 6時) (レス) id: dcbf53fd49 (このIDを非表示/違反報告)
こずめ@元チューニング(プロフ) - ニイロさん» ニイロ様、コメントありがとうございます！面白いだなんて言って頂いて恐縮です！更新頑張ります！！ (2016年3月21日 1時) (レス) id: 4a50e03656 (このIDを非表示/違反報告)
ニイロ(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！！！更新頑張ってください！！応援してます！ (2016年3月19日 15時) (レス) id: 05ac5cb1f7 (このIDを非表示/違反報告)
こずめ@元チューニング - 幸乃さん» おー、お久!!!!!小説書くことになったのか!!おめでとう!!早速見てみるぜ！お互い頑張ろうぜー！ (2014年11月17日 20時) (レス) id: 2df94f212f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こずめ＠元チューニング | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/shinkuru101/
作成日時：2014年8月7日 10時
