私がみた夢の内容をお話するだけです。 (ページ9)

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私は選択を間違えた。（続き）ページ9

私は選択を誤った。
いや、私自身の身の安全を考えれば当然の結果だと思う。…そう思いたい。だが私は化け物に自分が追われている可能性がある中、私に親切にしてくれた少年を見捨て、逃げ去ろうとしたのだ。…ここで私が逃げれば、少年は死んでしまうと分かっていたのに。
世界が歪んだ。
視界が歪む。色彩がおかしいのだ。青や赤で建物の色が彩られ、そう、まるでバグが起こったかのようになった。私は気付いた、大変な過ちを冒してしまったと。化け物の声が聞こえる。「〜〜〜」何を言っているのか分からない、でも嘲笑うように私を責め、馬鹿にしている事だけは分かる。元はと言えばお前のせいだろう。頼むから黙ってくれ、私はここから出たいだけ、過ちを冒した私はもう出られない…？
最悪の考えが頭を過ぎった瞬間、私は目が覚めた。

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