私はただのゲーマー兼歌い手です。2

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うちは後輩と一緒に現場入り。

あまちゃんが来る前に一通りのことは説明して会場の後ろ側で会場のセットから何から何まで見てもらう


「これがうちが教える最後のこと。
絶対にアーティスト本人の意見は取り入れながら否定はしないこと。
会場の都合でできないなら対策案を必ず出すこと。

何より自分が一番成功を祈ること」


後輩「先輩は自分のステージングに毎回満足してるんですか？」


「そんなわけないじゃん。ライブの最中にここ、こうした方がよかったなとか
ああした方がお客さん喜んだかなって思うことの方が多い。
そうしたらそれをメモして絶対に忘れないようにして次のライブに生かす。

うちらのできることはそれしかない。

でも絶対に自分のステージングを否定しちゃダメ。

最初は誰だって後悔の連続だもん。

でも大丈夫、あなたのステージングは絶対に受け入れられるから。」


後輩「・・・・・・・・・・先輩・・・・
ありがとうございます。ちょっと先輩の後を継ぐってことでビビってました。
僕絶対にいいステージングできるようにします。

そうしたら見に来てくれますか？」



「もちろん、当たり前じゃん！！！」


この後輩を持ててよかったと思ってる。この子ならあまちゃんやまふとも喧嘩しないで
できると思う。


そうこうしているとあまちゃんの入り時間になった。


「あまちゃん迎えにいこっか」


そういって関係者入口まで行く。


あ「おはようございます」


「おはよう、あまちゃん」


あ「ん！おはようひー！今日も楽しくよろしくね！！！」


「もちろん！！！よろしくね！今日も楽しんでこ！！！」


後輩「天月さん、今日はよろしくお願いします！！」


あ「お！！！いいね！今日はよろしくね！っていうか今後はよろしくね！」


あまちゃんが受け入れてくれてよかった。いい関係が築けますように。


ライブが始まり配信が盛り上がる


あ「ライブは楽しーね！！！！！このライブがずっと続いてほしいって思っちゃうぐらい！！！」


そう言いながら上を見る。


あ「今日は大事な大事な一区切りだから。次のライブは新しい一歩だから。
大事な大事な天月スタッフファミリーから旅立つ人がいます。
その人には歌い手人生を終える最後のライブまで一緒にやっていきたかった。
でも今後の事を一生懸命考えて僕のファミリーから巣立ちます。

たくさんのわがままを実現させてくれる易しい人だからこれからも無理をすると思う。

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