20 やっぱやめた ページ22
『(めんどくさいな…)』
やっぱりめんどくさかった。
もう探偵社には行かない。
谷崎さんに見られたし、敦さんには気づかれかけてる。
『………』
人目を避けるために地下へと行った。
『……?』
コツッコツッ
やっぱり後ろから足音がする。
『……』
コツッコツッ
やっぱり。
『(異能力…者…?)』
鼓動を感じない。
気配が薄い。
地下に居るなんてまるで“鼠”みたい。
『………』
クルッ
『……あれ。』
いない。
ま、いっか。なんて甘い事を考えて前を向くと
居た。
私の前に。
『……貴方は…』
「フフフッ」
『石田彰さん…』←
「違います。」←
『ズラじゃなくて…?』←
「桂でもないです。」←
【少々お待ちください】
『どうしてここに…?』
「僕の事を知っているんですか?」
『知らないわけないでしょ。…ドストさん。』
「最近異能力者の“自 殺”が増えているようですけど…大丈夫ですか?」
『……?』
「異能力者連続自 殺事件と言うのをご存知で…?」
『異能力者……?』
「まぁいいでしょう。これはささやかながら僕からのプレゼントです。」
その冷たく細い指が私の頬に触れ、目線が交わる。
その瞬間私の異能力が変わった。
『……何で』
「貴女の能力はもう全て把握しているんです。」
『………』
「罪と罰は仲良しなんです。」
そう言って彼は去っていった。
彼の冷たく細い指の感触が、離れない。
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湯豆腐(プロフ) - 葉桜さん» ありがとうございます!!頑張ります!! (2018年3月25日 19時) (レス) id: f6c8369393 (このIDを非表示/違反報告)
葉桜 - 面白いです!早く続きが見たいです! (2018年3月25日 19時) (レス) id: 59af2a7526 (このIDを非表示/違反報告)
湯豆腐(プロフ) - Reiさん» 配布終了になってました(¶w¶) (2018年3月5日 18時) (レス) id: f6c8369393 (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - むむむ!映画行ったっていうことは、あの先着限定の小説をゲットしたんですか!!? (2018年3月4日 19時) (レス) id: e85a2e8168 (このIDを非表示/違反報告)
湯豆腐(プロフ) - 猫まろさん» ありがとうございます!!更新がんばります!! (2018年2月2日 20時) (レス) id: f6c8369393 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:湯豆腐 | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/bbs/su0203
作成日時:2018年1月3日 17時