【文スト】歴代最年少幹部ですけど。

15　泣かないで ページ16

「あっ…ごっめ…んなさっ…」


『あああああ泣かないで！？大丈夫だから。』


「また私…」


『鏡花。大丈夫。私が爆弾解除するから逃げて。』


「でも…」


『もう殺したくないでしょ。』


「うん…」


『敦さんに着いて行けば探偵社に行けるから』


「…でもそうすれば貴女とは敵になる。」


『それが光の世界。立場は変わってもちゃんと仲間だよ。』


ｶﾁｬｯ


ﾋﾟｰｯ


【爆弾が解除されました。】


「Aちゃん！！今解除スイッチ押すから！！」

今更感…

もう爆弾解除したし…


「駄目！！」


『え。』


待って。今私の手元には爆弾。

解除スイッチを押せば間違い無く芥川の命令でこれは爆発する。


ｶﾁｯ


【起動します。】


『っ…』


ﾄﾞｫｵｵｵﾝｯ！！


一車両を簡単に吹き飛ばしてしまう威力。

敦さんと鏡花はギリギリ海に飛び込んだようだ。


『はぁ…』


いや今回はマジで死ぬかと思った。

重力を操れるってこう言う時楽。

鏡花の事マフィアにどう説明しよう。






『大丈夫でしたか？』


「ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯあぁ…うん。あの爆発で良く無事だったね…」


『異能のおかげです。』


『後はこの子宜しくお願いします。私ちょっと私用があるんで敦さんと先生とその子で探偵社に戻って下さい。』


「うん。分かった！聞きたいことがあるんだけど。」


『？』






「その私用って…マフィアの事?」

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