【文スト】歴代最年少幹部ですけど。

10　驚き ページ11

私が驚いたのは襲って来た側ではなく、

忠告してきてくれた人の方だ。

中島敦。

異能力、月下獣により自らを虎へと

変化させることができる。


『敦さん…?なんで。』

中島「僕はいいから！逃げて！」

慌てて正面を見ると。

敦さんにはただの探偵社荒らしに見えてるだろうこの人は…

恐らく私狙いだ。

私の異能力があれば何だってできるから。

私の事を狙う輩は多い。

ここで中也とか芥川とかがくると大変困る。

私がマフィアなのがばれる。

現に今もばれそうだ。

敵は、私を探偵社員としてではなく

マフィアの幹部として狙いに来ているから。

「マフィアのくそ野郎おおおお」

とかいいながら襲われたら私アウトだよ。

私はエリスを抱えているため攻撃が出来ない。

あーもう…

『重力操作。』

「ｸﾞｯ…体が…」

『……今はごめんなさい。』

「ｳﾞｯ…」

ﾄﾞｻｯ

ｴﾘｽ「大丈夫？」

『うん。』




中島「(この異能は…)」

僕はあの時の事を思い出した。

芥川と戦っていたあの日の事を。

僕の後ろに立って僕に圧をかけた。

“来るんじゃなかった〜…”

あの少女の声が頭を巡る。



あの時のマフィアはAちゃん。

君なんじゃないだろうか。

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