404ともう一人 (２)【MIU404】

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　冴羽を追っている私たちの車は高速道路に入った。





【一機捜本部より各車両。

青池は羽田空港を目指してる。羽田行きの各線、バスターミナルなど、近隣の車両は捜索せよ】





　桔梗さんの声が無線から聞こえ、続けて陣馬さんの声が聞こえる。





【機捜401から一機捜本部、住之江組が動き出しました。組体の連中と一緒に追尾します】




｢一斉に動き出したな…｣


｢Ｂと組体と一機捜と俺ら。誰が一番に一億と青池ちゃんに辿り着けるか、ワクワクするね〜｣





　志摩さんが車のスピードを上げたはずみに、青池さんのうさちゃんが倒れた。





『あ、うさちゃん』


｢A。危ないから座ってろ｣


『はーい…』





　直そうとしたら志摩さんに座ってろと言われ、渋々座る。倒れたままのうさぎを見つめる。…何か、違和感？





【一機捜本部から各車両へ。

青池が乗ったバスが判明｡

ナンバーは "品川 200 し・238"】





　先輩はそのナンバーをメモしている。





『し の 238…、あ、前のバス！！』


｢え？ほんとだ、ナイスAちゃん！…機捜404から一機捜本部！マルタイのバスに追いつきました。追尾します、どうぞ！｣


【機捜404、そのバスは次の出口で高速を降りる。バスに銃を所持した男が乗ってる｡

青池を撃った男、気づかれる前に確保して】



｢ん？気づかれる前に確保ってどうやんの｣


｢やるしかないだろ｣


｢まじか〜〜、そういうの大好き！｣



｢あ、防弾ベスト着用。安全第一｣


｢はいはい、合点承知之助〜｣


｢お前がそういうときは合点してないときだ｣



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