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｢いや〜東京の運転、緊張するな〜。奥多摩も東京ですけど都心は8年ぶりなんすよね｣
｢…へえ｣
運転席には伊吹先輩、助手席には志摩さん、後部座席には私。先輩はエンジン音に感動してるらしい｡
｢はあ…エンジン音良いわ〜｣
｢普通、ですけどね｣
｢いや向こうじゃ自転車か走りだったんすよ｣
『ええ、きつ』
任務は24時間、明日の朝9時まで。志摩さんがトランシーバーで言う｡
｢機捜404より一機捜本部｣
【機捜404どうぞ】
｢これより一機捜ヘルプで墨田署管内重点密行に入るどうぞ｣
【一機捜本部了解】
伊吹先輩は緊張しているのか深呼吸をした。是非安全運転でお願いしたい。
｢よっしゃ行きますか！｣
．
｢んー、近いなぁ｣
『煽られてる』
｢うんー、さっきから近かいんだよな後ろの車。こういうとき機捜どうするんですか？｣
｢無視です｣
｢ふーん…｣
何もせずに無視していると、さらに煽ってくる後ろの車。あ、ドライブレコーダー付いてるな。
『うわ…ガラ悪ぅ、』
｢はは、めっちゃ煽られてる｣
｢先に行かせましょう｣
『…マウント取ろうとかやめてね先輩』
｢は？｣
何か嫌な予感がして伊吹先輩に小声でそう言った。志摩さんが私の言葉に反応して小さく声を漏らした。
あおり運転をする車が私たちの車を追い越そうとした。先輩はそれをさせないように、あおり運転の車を煽り返した。私の勘は当たったみたい。
｢いや行かせてください｣
｢こういうのはねー舐められちゃダメ｣
｢いや舐める舐めないの問題じゃない｣
｢はい、道交法違反｣
｢…前の赤い車の運転手さん、前の赤い車｣
志摩さんが車を止めるよう、前の赤い車に言うが無視して走り続けている。
『あ、』
｢…！｣
横断歩道を渡ろうとしていたおばあさんが倒れてしまった。それに怒ったのだろう、先輩が車のスピードを上げ、赤い車を追う｡
｢このやろっ｣
『先輩落ち着いて』
｢待て待て…！｣
志摩さんが「待て」と言うが先輩には聞こえていない｡
そして私たちの車は赤い車の前に勢いよく入り込み、あと何十センチかで当たる、というギリギリのところで止まった｡
｢危ないだろ！！｣
『い、いきてる…』
志摩さんが先輩に怒鳴るが聞こえてないのか無視して、赤い車に乗っている男性に降りてくるよう話しかけている｡
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ゆいにゃん(プロフ) - しゃあぺんさん» わーそうなんですね！！お返事ありがとございます！気長に待ちますたのしみにしてますー^_^ (2022年12月12日 8時) (
レス) id: cb8eda5df6 (このIDを非表示/違反報告)
しゃあぺん(プロフ) - ゆいさん» 読んでくださってありがとうございます！現在、続編の話の内容を変更中でありまして…、それが終わればパス設定は外します！お知らせしていなくてすみませんでした🙇♀️🙇♀️ (2022年12月8日 22時) (レス) id: 902cbe0756 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 初めまして！好みの作品で一気見してしまいました！この先を読みたいのですがパス設定されていて残念です。パス設定はもう外されないのでしょうか、、、、もしくは教えていただけませんか（ ; ; ）無理ならば諦めますので返信お待ちしてます！ (2022年12月5日 21時) (レス) id: cb8eda5df6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんが(プロフ) - 真由さん» ありがとうございます！！ご指摘ありがとうございます、直しておきます！ (2020年12月6日 21時) (レス) id: 902cbe0756 (このIDを非表示/違反報告)
真由 - 21の志摩さんのセリフ車の意を借りてではなく"威"を借りるだと思います。最近MIU404見て沼にハマったので楽しく読ませてもらいました！ (2020年12月6日 21時) (レス) id: 45edfd9724 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rui x他1人 | 作成日時：2020年7月26日 22時
