２日目 持ち主 ページ41
愛姫「…ッ」
A「あ、逃げた」
愛姫ちゃんがまた逃げた
確かにあの状況なら逃げたくなるよね
だって…4対1だもん
仕方ない……とはならないよね！！？
木兎「A大丈夫か？」
A「まあ…おかげさまで無事です」
黒尾「お前なんかしたのか？」
A「いや、それはこっちが聞きたい」
だって私、何もしてない…よね？
うん、そうだよね？
研磨「Aが何もしてないって言うならそれでいいでしょ」
赤葦「というかAはなんでここにいたの？」
A「梟谷探してた…のにどこにも居なかったんだけどどこにいたの？」
木兎「俺たちもAを探してたんだぞ」
赤葦「入れ違いですね」
黒尾「で、コレどうする？」
クロは持ってるカッターを差し出し聞いた
A「…返す？」
黒尾「え、お前マジで言ってんの？」
A「は？マジだけど？」
え、何？？
物を持ち主に返すのは普通でしょ
赤葦「ハァ」
研磨「…Aってたまに変だよね」
木兎「ずれてるよな！」
A「木兎さんには言われたくないです…それに持ち主に物を返すのはそんなに変？」
研磨「…じゃあ逆に聞くけど、自分に危害を加えようとした人に危険物を返す？」
A「…私が間違ってました」
黒尾「じゃあ捨てるか？」
A「いや、捨てるのは…」
可哀想、と言いたいけど
研磨の視線が痛い…痛すぎる…
間違ってる、私が間違ってる…とは思うけど
可哀想じゃん？物を捨てられるなんて
黒尾「じゃあお前が返せ」
クロはそう言い私にカッターを押し付けた
A「え？私？」
黒尾「捨てるのは嫌なんだろ？」
研磨「クロ！」
黒尾「まあまあ研磨、考えがある」
研磨「…」
クロの言葉にしぶしぶ黙る研磨
でも、私が返す？
嫌な予感しかしないんだけど…
流石に刺されることはない、よね？
刺す気があるならカッターキャーなんてやらずにあの時、私を刺してただろうし
木兎「それより早く戻らねえと皆待ってるぜ」
赤葦「あ、そういえばそうでしたね」
黒尾「怒られるのは勘弁だなー」
研磨「だる…」
押し付けられたカッターをポケットにしまい
5人で体育館へと向かった
◆◆◆
前の話で「終わりが近い」みたいなこと言ったけど
まだ続きそうです！
続編に行く確率かなり高い！！と思う
というわけで今後ともこの作品をよろしくお願いいたします
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ナノハナ - めっちゃ面白いです！！よくある小説は、主人公は基本自分を虐めてきた相手を嫌いにならないで、一方的に悪口を言われるだけなのに、これは主人公ちゃんが悪女ちゃんに「ばぁか」って…性格が好きぃ (4月29日 18時) (
レス) @page45 id: 137f80559f (このIDを非表示/違反報告)
(?????)ゆず(プロフ) - おもしろ〜い！やっぱ悪女とかぶりっ子を制裁すると気持ちいい〜！ (5月13日 16時) (レス) @page46 id: b8157db853 (このIDを非表示/違反報告)
マシンガントーカー(プロフ) - けんまおし1016さん» ご指摘ありがとうございます！修正しました、暖かいコメントありがとうございます！！ (2022年9月24日 22時) (レス) id: 6b729ddd21 (このIDを非表示/違反報告)
けんまおし1016(プロフ) - たぶんなんですけど、前日 その2で牛島さんがしゃべっているのが名前になってませんか？違ったらすみません！すごく面白い作品です！ (2022年9月24日 9時) (レス) @page4 id: 92260459e9 (このIDを非表示/違反報告)
マシンガントーカー(プロフ) - かしわもちさん» やったーありがとうございます！御期待にお答え出来るよう頑張ります！ (2022年8月19日 17時) (レス) id: 6b729ddd21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マシンガントーカー2世 | 作者ホームページ：なっしんぐ。
作成日時：2022年4月29日 12時
