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「...」
『...』
あれからというものの、焦凍はずっと黙ったきりだ。
「それでねー！今日お母さんのこと書いたんだ！」
「へぇー！どんなの書いたのー？」
「ないしょー！！」
楽しそうに話す親子とすれ違った時
酷く胸が痛んだ。
『っ...』
焦凍は自分のせいでお母さんを苦しませてしまったと思ってる...。
それがなぜか
すごく、悲しい...＿＿＿。
『焦凍...』
「...？どうかしたのか...？」
『さき...ぃってて...。』
焦凍にバレないように俯いて言った。
「...」
ぱしっと、私の手首を掴んで人気の少ないところに行かされた。
.
『しょ、焦凍...？』
人気が少ないって...よく見たらここ駅の裏じゃん...。
「誤魔化しても無駄だからな。」
じっと私を見つめる焦凍。
まるで私のことを見据えているかのように。
『...な、なにが...？』
やだよ...
こんな時にかぎって...
慌てて焦凍から目を逸らして俯く。
こんなことしても無駄だってことは
わかってる。
だけど...
「お前が泣いてるかなんてすぐにわかるんだよ...。」
そう言って、頭を撫でられる。
『...だから、先行ってって...言ったのに...。』
「お前を置いて何処かに行けるわけねーだろ..。」
そんなこと言わないでよ...。
『また...頼っちゃうじゃんっ..。』
「頼れよ。」
抱き締める力が強くなったとわかったとき
ぽろっと一筋の涙が頬を伝った。
『っ...！』
「俺に誤魔化しなんて効かねぇからな。」
『ぃっ...！』
額に瞬時の痛みが芽生える。
『痛いっ...。』
「俺に嘘なんてつくからだろ。」
『嘘っていうか誤魔化しだけど...。』
「どっちも一緒だ。」
でも...
『あ、ありがとう...。』
焦凍は優しく笑った。
「それでいいんだよ、お前は。」
.
『...』
びょ、病院の中...不思議だ...。
後、な、なんかすごく視線を感じる...。
「A、行くぞ。」
『あ、うん...。』
と、とにかくお母さんとこれから会うんだ...！
な、なんか緊張する..。
「ここだな...。」
『あ...』
表札に轟様と書いてある。
「開けるぞ..。」
『うん..。.....？？』
あれ...焦凍...
「っ...」
手、震えてる...？
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Eine(プロフ) - 轟くん好きな私にとっては最高過ぎてやばかったです。 (2018年1月20日 7時) (
レス) id: 967caa56c9 (このIDを非表示/違反報告)
ほのか@若彩推し(プロフ) - めっっちゃよかったああああーーー！！！！！ (2018年1月3日 5時) (レス) id: 5db0e7dc69 (このIDを非表示/違反報告)
hosihanabi - (○ﾟдﾟ)ｬﾊﾞｨｶﾓ・・・轟くんかっこよすぎてケチャップがww私轟くん好きなんで((これからも小説頑張って下さい (2017年7月30日 23時) (レス) id: 2ee0840099 (このIDを非表示/違反報告)
MEGUMI(プロフ) - ほぅ!ちなみに２作目はどういう内容ですか!!? (2017年7月17日 22時) (レス) id: 5353766b20 (このIDを非表示/違反報告)
銀晋豆腐(プロフ) - MEGUMIさん» 最後まで読んでくださり、ありがとうございます！リクエストの件ですが申し訳ございません…(T_T)新作も考えており、二作同時進行は受験生である私には難しいです…(´；ω；`)私なんかよりMEGUMIさんが作った方がきっと良い作品になると思います…！ (2017年7月17日 17時) (レス) id: 460cb1e908 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：銀晋豆腐
| 作成日時：2017年6月18日 23時
