イトゥクVS店長 ページ5
それからは毎日お店で店長とどんな会話をしたとか気にするおっぱ。
でも会話はたいしたことない。
LT『A、今日って店長いる日?』
『どうだったかなー。あ、いるね。』
シフト表を見て返事した。
それから仕事に行き、しばらくすると
『いらっしゃいませ。』
いつもの笑顔じゃない、真面目な顔をしたおっぱが入ってきた。
『どうしたの?』
LT『どうもしないよ。いつも来てるだろ。』
『うん。』
LT『あっ、A。』
手で手招きしたので少し顔を近付けると前髪を、なおしてくれた。
『おっぱ!みんなに見られるよ。』
LT『見てる。』
『え?』
LT『店長が見てる。』
店長に何か言われるのはイヤなので、そのまま注文をうけていると
店長『Aさん、こっちいい?』
『え。』
店長『そこ、代わるから。』
LT『まだ注文の途中だけど?』
店長『はい、ちょっと申し訳ありません。』
LT『あひゃひゃひゃ。この注文終わってからにしてよ。』
店長『あ、イトゥクさんでしたか。申し訳ありません。Aさん、あっち。』
LT『なんか変ですね。』
店長『申し訳ありません。』
LT『うちのメンバー、Aさんに良くしてもらってて、Aさんいるから来てるんですけど。』
店長『彼女は裏での仕事を重点的にしてもらうつもりなので。』
LT『お客さん減りますよ。』
店長『大丈夫です。イトゥクさんは気にしないでください。イトゥクさんが気にするような人じゃありませんから。』
LT『それ、どういう意味?あなたの彼女?』
店長『まぁ、そんなところです。』
LT『違いますよね。片思いですか?ヤキモチやいてるんだ。Aさんには素敵な彼がいますからね。』
『イトゥクさん!早くご注文を…。』
LT『あー、ごめんごめん。Aちゃんに怒られちゃったからここまでにしておくね。』
おっぱ……。
危険だよ。
そんな本気で文句言ったら。
注文を受けてドリンクを作っていると他のお客様が並んでいたので店長はそのままカウンターにいた。
ドリンクが出来るのを待っているおっぱが私に話しかけてきた。
LT『Aさん、疲れてない?大丈夫?』
あの大好きな笑顔だった。
ついつい私は嬉しくて
『うん、大丈夫。』
笑顔で答えた。
2人して見つめ合ってしまい、いけないいけないとドリンクをまた作る。
「ちょっと!」
と大きな声がしてカウンターの方を見ると店長が怒られていた。
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りん(プロフ) - お疲れ様でした。ゆっくり過ごせる時間ぎあると良いですね〜(≧∀≦)リーダージョンスさん流石大統領(≧∀≦) (2017年2月13日 8時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:IKUMI | 作成日時:2016年3月24日 0時