お別れ2 ページ30
母『帰るわね。』
『あ、うん。』
母『今日は昔のお友達に会うから来なくていいわ。明日、食事でね。』
『うん、気をつけてね。』
母『はーい。』
とうとう明日、家族のご対面。
緊張するなー。
父は何も言わないけど、どう思っているんだろうか。
帰る時
『店長、仕事はいつまでですか?』
店長『あと2日かな。』
『え?どうしてもっと早く言ってくれなかったんですか?』
店長『言いたくなかったから。別れたく……なかったから。』
『でも!』
店長『わかってる。ごめん。今後は今までもやってきてたから大丈夫だよね?』
『送別会……。』
店長『やらないでいいよ。どうせちょこちょこ来るから。』
『……。』
店長『じゃあ最後に2人で食事に行こうよ。』
『……。』
店長『ダメだよね?』
『私、明日家族の顔合わせなんです。それなのに店長と2人で食事に行ったら彼は怒ると思うので……。』
店長『彼、かなりやきもちやきの人だったんだね。アイドルはとっかえひっかえかと思ってたけど……。あ、悪い意味ではないよ。彼は違うってことさ。』
『ありがとうございます。』
店長『いままで迷惑かけてごめんね。』
『いえ、こちらこそ……すみませんでした。』
店長『……。』
いきなりギュッとされた。
でも、最後のハグと思い、離れなかった。
店長『ありがとう。突っぱねられたらどうしようかと思った。Aさん、本当にありがとう。大好き……。』
『店長……。こんな私を好きになってくれて、ありがとうございました。店長は素敵な人だから必ず良い人に出会えると思います。』
店長『それがAさんだと思ってたのに。おれ、かなり未練がましいよな。ごめんね。本当にありがとう。』
『いえ、お元気で。』
店長『今度は客として、よろしく。』
私はもう年内お休みなのでこれが最後。
でも一時は嫌いになりそうだったけど、ちゃんとお別れ出来るようになって良かった。
はっ!早く帰らなきゃ。
家に帰ると真っ暗。
『帰ってきてないのか。』
ご飯を作り、待つ。
今日、遅いんだっけ?
何も聞かなかったな。
そして、もう日付が変わろうとしていた。
私も食べるのをやめてお風呂に入る。
連絡くれてもいいのに。
先に寝ちゃおう。
そして夜中にベットにもぐりこんできて、私を抱きしめた。
『やめて!』
LT『えっ。』
『そのまま寝て。』
LT『はい……。』
ふふっ、可愛い。
でも連絡しなかったバツです。
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りん(プロフ) - お疲れ様でした。ゆっくり過ごせる時間ぎあると良いですね〜(≧∀≦)リーダージョンスさん流石大統領(≧∀≦) (2017年2月13日 8時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:IKUMI | 作成日時:2016年3月24日 0時