本当の愛４ (ページ29)

今日:7 hit、昨日:19 hit、合計:106,089 hit

お別れページ29

食事を終えると

母『今日は？新しいところに帰るの？』

『うん、そうだね。』

母『なんかもう結婚したみたいね。』

『一緒に暮らしたら結婚したみたいなものだよね。だからあまり結婚にこだわらない事にした。一緒にいられればそれでいい。』

母『でも子供が出来たら籍は入れてほしいわ。』

『そんなのまだだよ。』

母『でも、どんどん年をとっちゃうわよ。』

『そうだけどね。』

子供が出来たらおっぱは可愛がってくれるかな。

子供……。

家に帰るとおっぱがソファーで寝ていた。

近くに座ると

LT『ん～。遅い～。』

そう言いながら私のお腹に手を回して抱きついた。

子供……ここにいた！

大きな子供が。

『ごめんね。』

可愛い。
あたまをなでた。

LT『ん～、気持ちいい。』

そして手が私の洋服の中に入り膨らみをさわる。

『お母さんにね、子供をどうするのか聞かれたの。でも、ここに大きな子供がいたね。』

LT『子供？欲しいな。きっとボク達の子供だったら可愛いと思う。でも今はAを独り占めしたいから、まだだな。』

アイドルに子供っていいのかな。

『お風呂入ってくるね。』

LT『あぁ～。まだ行かないでよ。』

『ちゃんと布団で寝よう。』

LT『はーい。』

次の日、仕事に行く。

お昼くらいに両親が来て

『店長、両親がご挨拶したいと言ってるんですが……。』

店長『ご両親きてるの？』

『はい、お母さん、こっち。』

母『初めまして。いつも娘がお世話になっております。』

店長『いえいえ、お世話になっているのは私のほうで……。ごゆっくりなさってくださいね。』

母『ありがとうございます。』

席にすわり店内を見回して親バカだけど私の仕事を見ている。

店長『優しそうなご両親だね。Aさんと結婚出来てたら幸せだっただろうな。』

『わかりませんよ……。』

店長『Aさん、もうお別れなんだ。』

『え？』

店長『お勉強は終わり。父の会社に戻るよ。』

『そうなんですか？』

店長『うん、最後に言うけど、本当にAさんが好きだった。いまでも好きだけど、彼はきっと有名人なんだよね？あの人には勝てないよ。』

『え？』

店長『でも芸能人は先がわからないから、何かあったら連絡して。いつでも大歓迎だから。今度はまたお客様として来るね。』

寂しい……と思ってはいけないけど、色々迷惑かけちゃったな。

傷つけちゃったし。

でもおっぱは安心出来るかな。

帰ったら話そう。