本当の愛４

家にいたんだ。 ページ14

お姉さんに私の連絡先を教えたって事は……。

おっぱは私がファンミに行くと思ってる？

こんなに連絡もくれないくせに……。

会いに来てもくれないくせに……。

ファンミ……行きたいから行くけど、なんか悔しい。

日本に行く前日、仕事に行き

『店長…しばらくお休みさせていただいていたのに申し訳ないんですが、明日からまた休ませていただいていいですか？予定していた日本に帰らないといけないので……。』

店長『大丈夫なの？一緒に行ってあげようか？』

『いえ、親戚と一緒に行くので大丈夫です。』

店長『親戚って？』

『叔母がいるんです。』

店長『そうなのか。本当は一緒に行くつもりだったんだけど、行けなくなっちゃって…。叔母さんいるなら大丈夫かな？』

『はい、大丈夫です。ご心配いただいてありがとうございます。』

ほら、店長は普通に接してくれる。

おっぱが心配しすぎなんだ。

辞めなくても問題ないはず。


そして日本に行く日

LT姉『もうすぐ着くわ。』

そう連絡をもらったので、下に降りて待っていると、お母さんとお姉さんが車で現れた。

『おはようございます。よろしくお願いします。』

LT母『Aちゃん、おはよう。』

LT姉『おはよう。』

私が車に乗り込むと

LT姉『ジョンスはもう先に行ってるわ。』

『あっ、はい。』

LT姉『喧嘩でもしてるの？』

『え？』

LT姉『最近家にいたし、今日も家から出ていったから。』

『は…い。家にいたんですね。』

LT姉『なにがあったの？聞かないほうがいいかしら。』

『いえ、別に……。』

LT姉『でもまぁ、部屋が同じらしいからそこで仲直り出来るでしょ。』

『同じ部屋？』

LT姉『うん、部屋に来るように言っといてって言われたわ。』

『そう…ですか。』

LT姉『私さぁ、スカイツリー行きたいの。Aさんわかる？』

『あ、行ったことないから、私も行きたいです。調べますね。』

LT母『だったら今日行かないと明日全部の回見れなくなるわ。』

LT姉『全部見なくてもいいじゃない。』

LT母『いいかしら…。』

お母さんは気にしていたけど、私も今は全部の回を見たい気持ちではなかった。

空港に着いてから1度ホテルに向かう。

スカイツリーは明日にして今日は都内を見て回ることにした。

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